ZOOMやGoogle Meet、Microsoft Teamsでのオンライン会議はもちろん、ゲーム中のDiscordでVCでもどういうマイクを使うかというのですごく悩んだ結果、SHUREのBETA58-Aを選んだのですが、その経緯やなぜこのマイクが良いと思ったかを話そうかと思います。
コンデンサーマイクとダイナミックマイク
オーディオインターフェイスにYAMAHA AG03を使うことは決まっていたので、ファンタム電源が必要でも問題はありませんでした。
コンデンサーマイクの特性
- 電源が必要
- 感度が高い
- 湿度、振動に弱い
- 比較的高価な商品が多い
ファンタム電源に関してはオーディオインターフェイスに出力があるので問題なかったけど、いつでも手軽に使えるようにしておきたかったし、冬は加湿器を使うので湿度に弱いのは少しネックでした。
音質に関しては、ダイナミックマイクに比べると自然な声を拾えるのが良い部分で、感度が高いのでマイクの設置場所が割と自由度が高いのがメリットではあるけど、逆に感度が高いがゆえにキーボードのタイピング音、マウスのクリック音を拾いやすく、生活音も拾ってしまうというデメリットもありました。
ダイナミックマイクの特性
- 電源不要
- 感度が低い
- 湿度に強く頑丈
- 比較的安価な商品が多い
据え置きなので頑丈かどうかはどうでも良かったけど、湿度に強い(コンデンサーマイクと比較して)のはメリットでした。感度が低いのは設置位置の自由度が減るけど、マイクの位置を口元になるべく近づけるということでクリア出来るのと、感度が低いがゆえに生活音を拾いづらいのがメリットでもありました。
どちらを選択するか?
生活音がほぼ入らなくて、キーボード、マウスの操作をしながら話すことはあまりない(もしくは静音マウス、静音キーボードを使う)という環境であればコンデンサーマイクを選んでいたと思います。ただ僕の場合は、キーボードがメカニカルなのは外せないし、マウスもそのために変更して使いやすさを犠牲にするという選択肢はなかったし、何より仕事部屋の防音化はちょっと難しいので、ダイナミックマイクを選択することにしました。
マイクの指向性
マイクの指向性は大きく分けて3つ。
- 無指向性・全指向性
- 単一指向性
- 双指向性
今回は通話としてのマイクなので、マイクの前方からの集音に強い単一指向性で決定。単一指向性の中でもマイクによって特性があって、より指向性の強い超指向性なガンマイクのような特殊なものもあったり、集音出来る距離や広さもマイクによって様々です。
今回選ぶマイクとして、生活音や雑音をなるべく拾わないようにしたいという条件があったので、なるべく前方の狭いエリアを集音するような特性のマイクを使用することにしました。
マイク選び
ゼンハイザーMKE600のような超指向性マイクを選ぶのも良いかなとも思ったんだけど、さすがにこの用途では高いなぁというのがあって却下。
そこそこの価格ならボーカルによく使われるマイクの特性が求めている条件に近いので、SHURE SM58、SHURE BETA58-A、ゼンハイザーe935の3つに絞った上で、より求めている条件の傾向が強いBETA58-Aを選択しました。この3種に大きな差を感じるほどの耳はなかったし、恐らくどれを選んでもそんなに変わらなかったとは思うけど、割と求めているものに近いマイクではありました。

まとめ
歌ってみたのような事をするわけではないし、音質にこだわらなくて普通に話すだけならUSBヘッドセットでも十分会話は可能だと思います。ただ、基本的にはヘッドホン、ヘッドセットをつけるのがあまり好きではなく、仕事の都合上オンライン会議をする機会がそこそこあるし、何を話してるか伝わりづらいという状況は絶対に避けたかったのもあってこういうマイクを選びました。
自分の声を相手の環境で聞くのは難しいので、ソフト側のテスト機能で試してみている感じではありますが、今の所は割と満足してます。もっと条件にあったマイクが見つかれば乗り換えるかもしれないですが、当分はこれで使っていこうと思います!
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