10月30日に発売されたAirPodsにノイズキャンセリング機能が追加されたAirPods Proを購入しました。
ノイズキャンセリングイヤホンといえば、SONYのWF-1000XM3が優秀で特に不満点もなかったけどApple製品との相性とノイキャン性能が気になったのでレビューしてみます。
目次
ペアリングは超かんたん!
箱から出して蓋を開くとiPhoneに写真のような表示が自動的に出るので接続を押すだけな説明書が必要ないほど簡単なペアリングで使うことが出来ます。さすがのApple品質。
他のApple製品への相性は最高で、iPhoneでペアリングさえ済ませておけば、同一Appleアカウントで登録しているiPadやMacなどのデバイスからはペアリング作業が不要で自動的に認識されるので出力先にAirpods Proを選ぶだけで使えるようになります。
WindowsでもBluetoothでペアリングすれば問題なく使用可能です。
軽く装着感の良いイヤホン
引っかかっているだけで落ちそうだし合わないといった声もあったAirPodsですが、Proがノイズキャンセリング機能を持ったことで耳にフィットするようになり、無印と比べて装着感が全く変わったので落ちそうな感覚は全くありません。
3サイズ同梱されているシリコーン製イヤーチップもよく出来ていてサラサラとした感触がつけ心地もよく、若干隙間はあるように感じるけれど特に問題があるというほどではないので気にせず使う事が出来そうな感じ。
また、片耳5.4gとかなり軽いので装着していても違和感が全くないほどです。
イヤホン本体は1回の充電で最大4.5 時間の再生、最大 3.5 時間の連続通話が可能。ケースに入れて5分間充電するだけで、約1時間の再生、約1時間の連続通話が可能になっています。本体サイズが小さいので少し短めかもしれないけど個人的にはこれだけ持てば十分。
ケースで充電しながらであれば、24時間以上の再生、18時間以上の連続通話が可能です。
充電残量はケースの蓋を開くとiPhoneに大きく表示されるのでめちゃくちゃ分かりやすくて良い。Macbookでの使用中にも、BluetoothアイコンからAirPods Proを選択すると左右の充電残量が表示されます。この辺りはさすがApple製品の連携。
片耳を外すと再生中の音楽やYoutubeは一時停止され、装着しなおせば自動的に再生されます。
音質はそこそこ…
元々音質の良さで選んだわけではないので期待はしていなかったですが、音質に関しては良くもなく悪くもなくといった感じ。良く言えばフラットで聞きやすい、悪く言えば特徴もなく普通のイヤホンといった感じ。
これといった癖がない分、音楽を聞いたり映画や動画を見る、通話に使うといったマルチな使い方には良いと思います。
逆に音楽専用イヤホンとして音質を求めるのれあれば、別のイヤホンを選ぶほうが良いかも。
ノイズキャンセル機能が最高
ノイズキャンセリングイヤホンとしてはめちゃくちゃ優秀で、扇風機、エアコン、車のエンジン音のような持続性のある雑音はほぼ消しる印象。
ただ瞬発的な音に関しては消えないので、拍手や物を落とす、何かを叩くような音は聞こえます。
さすがにオーバーヘッド型のヘッドホンに比べると少し見劣りするかな?とは思うけど、ヘッドホン装着時の煩わしさを考えたらこれで十分かなと思うくらい。
ノイズキャンセル機能が優秀なので、騒がしい場所でも音楽や動画の音量をそんなに上げる必要がない感じ。
また、この手のイヤホンやヘッドホンにありがちな、ノイズキャンセリング機能を有効にした際に感じる圧迫感のようなものはとても少なく、長時間つけていても全く疲れません。音楽を聞くためではなく、仕事で集中したい時などにノイズキャンセルのためだけにも使ってます。
外音取り込み機能も優秀
外音取り込みモードにしていると、イヤホンを装着しているのを忘れるほどよく出来ていて、イヤホンを付けていない時と同じくらい自然に環境音が入ってきます。
音楽を聞きながらでも、周囲の音や呼びかけられた際も問題なく聞き取ることが出来るくらい。
デフォルトでは左耳のイヤホンの柄の部分の平になっている部分を長押しすることでノイズキャンセルと外音取り込みのモード変更が可能となっていて、最近よくあるタッチ式のスイッチではないですが、タッチ式はトントンと叩くような動作になって耳に違和感があるので、個人的にはこのほうが好みかも。
マイク性能も問題なし
通話で使うには全く問題ないくらいのマイク性能だと思います。通話相手にも音量が小さくて聞き取りづらいことは全く無いようで、指摘されるような事も一切ありませんでした。iPhone付属のEarpodsと同等かちょっと良いかな?くらいのイメージです。
ただBluetoothの規格上、そこまで音質が良いマイク性能ではないので、あくまで通話やボイスチャットで使うには全く問題がないというレベルで使えるといった感じ。
充電ケースが絶妙
高さ:45.2 mm
幅:60.6 mm
厚さ:21.7 mm
重量:45.6 g
という手の中に収まるサイズ感のAirPods Proのケースですが、やはり小さく軽いのは持ち運び時に良い。ズボンのポケットにも入れれるくらいのサイズ感で、ボディバッグやサコッシュで出かける際にも邪魔にならないと思う。
この手軽さは常に持ち運びたいガジェットには一番重要で、少しでも邪魔だと感じるようになると今日は持っていくのやめとこう…というのが続いて結局使わなくなるし。
充電端子がLightningというのが少し残念で、出来ればUSB-C対応して欲しかった部分。
ただ、Qi対応していてワイヤレス充電が可能となっているので充電ケーブルが必要ないのはすごく良い。他のガジェット類も全てワイヤレス充電化して欲しいくらい。
ケースで充電しながらであればイヤホンは24時間使用することが可能です。
まとめ
個人的にはワイヤレスイヤホンに求めるものは音質よりも手軽さが優先なので全体的に凄く気に入りました。音質を求めるなら有線のイヤーモニター使ったほうが良いし。
ケースの小ささと軽さ、イヤホンの装着感と軽さのどちらも完全ワイヤレスイヤホンとしてはトップクラスだと思います。
無印AirPodsで言われたうどん感も柄の部分が短くなった事で消えてるし、Appleっぽさといえばそれまでだけど、欲を言えば白以外の色もあれば良いのになとは思います。
とにかく手軽すぎて、iPhoneで外出時に音楽を聞くだけではなく仕事中にMacbookで使えるめちゃくちゃ使えるイヤホンでした!