iPad mini 5で第一世代のApple Pencil、iPad Air 4で第二世代のApple Pencilと両方使うことになってしまっているので、せっかくなので使い心地を比較してみたいと思います。
目次
サイズと重さ
Apple Pencil | 長さ | 直径 | 重量 |
第1世代 | 175.7mm | 8.9mm | 20.7g |
第2世代 | 166.6mm | 8.9mm | 20.7g |
数値上違うのは長さだけで、直径と重さは全く同じになっています。ただ、重量は同じ20.7gだけど長さに差があるので第2世代の方が書くポジションで持つと軽く感じるし、使っていてちょうど良いと感じます。
まぁ使い比べてみれば…というところなので、どちらかのApple Pencilしか使ってなかったら不満になることはないかも。
一般的なシャーペンやボールペンに比べると少し重いけれど、使いづらいほどの重さではないと思います。
充電方式の違い
第1世代はペン尻がLightning端子になっていてiPadの充電コネクタに挿すことで充電されるのですが、これはもう噂通りでとにかく美しくない。充電しながらバッグにしまっておくのは不可能だし、充電中に引っ掛けると充電コネクタを折ってしまうんじゃないかと不安になります。また、充電端子を隠せるようにマグネット吸着式のキャップがついているんだけど、バッグの中でも割と外れやすいので無くす可能性が結構高いかも。何度か外れていたことがあったので、シリコーン製のキャップをつけて落下防止しています。
第2世代はこういう声に応えたのか、iPadのサイドにマグネットで吸着させることで充電が可能になりました。
おかげで、バッグの中でも充電が可能になったしデフォルトの置き場が決まるので見た目にもスッキリして良いです。
デメリットというほどのことではないけれど、初代はLightning端子となっているため、iPadが無くても充電が可能だった(Apple Pencilが充電できるスタンドも販売されている)のが、第2世代でiPadからの充電しか不可能になりました。
質感と形状
第1世代Apple Pencilは表面素材は光沢感があってツルッとした感触、 第2世代はマットでサラッとした感触と同じ白でもだいぶ違います。
どちらかというと第2世代の感触の方が好みだけど、初代も昔使ったことがある鉛筆のような感触で嫌いじゃない。こっちじゃないと使いづらいということはないです。若干細く感じる人もいると思うので、太さや感触に不満を感じた時はシリコーン製のグリップも販売されているので試してみるのが良いかも。
第1世代は角がない綺麗な円柱形なのでデスクに置くとかなり転がります。シリコーンキャップを着けているおかげで転がることは無くなったけど、シリコーングリップ等で転がり防止をした方がいいかも。第2世代になって1面だけフラットな部分ができたので転がらなくなりました。
描き心地の比較
すいません、描きごこちの差がわかるほど繊細ではありませんでした…
絵を描くことを本職とされている方には違いがわかるのかもしれないですが、僕には差が全くわかりません。iPad Proと無印iPadでは画面の仕様に差があるので、ペンシルの差ではない部分で描き心地は違うけど、ペンシルそのものはほとんどの人はどちらも不満なく書けるのではないかと思えるくらい出来がいいと思います。
第2世代のみ使える機能で、ペンシルをダブルタップすることでペンと消しゴムの切り替えが可能で、ツールバーをタップする必要がないので便利。ただ、誤動作というか、切り替わって欲しいわけではないんだよ!って時に切り替わる時もあるので便利と不便が紙一重ではあるかも。
後はiPadに書く以上、ガラスに書くという感触は残ってしまうので、手書きをメインとする人はペーパーライクフィルムを使う方が良いです。
まとめ
使っているiPadによってどちらのApple Pencilを使えるかが決まるので、選択肢があるわけではないですが、第2世代が使いたいからProかAirを選ぶという人もいるかと思います。
使ってみないと分からない部分もあると思うので、これからiPadを購入する人は実際に店舗でApple Pencilの使い心地を第1世代と第2世代で比べてみるのが良いと思います。
ただやはりApple。価格は安くないので、文字を書く程度であればサードパーティ製のペンシルも選択肢に入れるのもありかもしれません。
第1世代はiPadに吸着させることが出来ないので、マグネット吸着式のApple Pencilケースを使うと持ち運びに良いかもしれません。
また、iPad mini6で第2世代のApple Pencilに対応するのではという噂が出ているけど、第2世代はiPadの側面にマグネット吸着させることで充電を行うので、どうしてもサイドに一定以上の厚みが必要になるんですよね。数値上の厚みとしてはiPad mini5もiPad Air4も全く同じ6.1mmなのですが、丸みを帯びた角処理があることで、実際に手に持って使っていると同じ厚さとは全く思えないくらいmini5は凄く薄さ感を感じます。これはこれでminiのメリットでもあると思うので、今噂されているように次のモデルがiPad Air4のmini版のような形状になって第2世代に対応するのが良いとは一概に言えない気もします。第2世代に対応したことは嬉しいことだけど、iPad Proの形状をそのまま受け継いだiPad Air4も、Airの名前を使うのであればもっと実際の数字以上の薄さ感を出して差別化して欲しかったなぁと個人的には思います。
僕自身はあまり手書きを多用する派ではないのですが、それでもやっぱりApple Pencilは必須だと思えるくらい書き心地も最高で、良くできているデバイスだなと思います。「Apple PencilがなければiPadを使う意味がない」と言う人の気持ちも分からなくはないかも(笑
対応世代の違いやペアリングの問題があるけど、欲を言えばAirPodsのように同一iCloudアカウント内のiPadは1本のApple Pencilで自動的に接続が切り替わって書けるようになると便利で良いなぁ