日本時間の本日(9月15日)AM2時から始まったAppleイベント、新製品は何から来るかなって思ってたら今回は無いだろうって言われてた無印iPadからのスタートで、開始直後からiPad mini6の期待値が高まってました。とりあえず新モデルのスペックと感想をざっくりと!
目次
無印iPad第9世代
チップ | A13 Bionic |
カラー | シルバー/スペースグレイ |
容量 | 64GB/256GB |
サイズ | 250.6mm×174.1mm×7.5mm |
重さ | Wi-Fi – 487g / Wi-Fi + Cellular – 498g |
ディスプレイ | 10.2インチ/2160×1620px/264dpi/500ニト |
Apple Pencil | 第1世代に対応 |
価格 | 39,800円から |
ホームボタン型のTouch IDも健在だし、第8世代からチップが変わってパワーアップさせたという順当な進化。フロントカメラは超広角になって画質が上がったのでリモート会議にさらに使えるようになったかも。
iPad mini5を使っていて、今回のiPad第9世代よりも古いA12 Bionicが搭載されているけど、今でも全く何の不満もないので、スペック的には十分何でもこなせると思います。
容量が第8世代の32GB/128GBから64GB/256GBに2モデルとも倍増されて、miniやAirの仲間入り。第8世代の32GBだと流石にちょっときついかなって思ってたけど、タブレットであれば64GBで十分って人が多いと思う。
本当にエントリーモデルで十分なスペックになってしまいました。第8世代が長い間、品薄状態になっていたので、在庫復活待ちしてた人は即買いで良いモデルになったと思います。タブレットが気になっている人全員におすすめ出来るモデル。
iPad mini 第6世代
iPad mini 第6世代 | iPad mini 第5世代 | |
チップ | A15 Bionic | A13 Bionic |
カラー | スペースグレイ パープル ピンク スターライト | スペースグレイ シルバー ゴールド |
容量 | 64GB 256GB | 64GB 256GB |
サイズ | 195.4mm×134.8mm×6.3mm | 203.2mm×134.8mm×6.1mm |
重さ | Wi-Fi:293g | Wi-Fi:300.5g Wi-Fi + Cellular:308.2g |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ 8.3インチ 2266×1488ピクセル 326dpi 500ニト | Retinaディスプレイ 7.9インチ 2048×1536ピクセル 326dpi 500ニト |
Apple Pencil | 第2世代に対応 | 第1世代に対応 |
価格 | 59,800円から | 45,800円(税抜)から |
本日唯一のフルモデルチェンジ!このスタイルのiPad miniを本当にずっと待ってた!現行の第5世代が発表される頃から、Pro miniって形で出るんじゃないか?と噂されていたのが、やっと形になって夢が叶ったって感じ。ここまで来たらM1チップ搭載されたPro miniも見てみたいので、今回の第6世代にはぜひ売れて欲しい。
チップはまさかのA15 Bionicを搭載。今回発表されたiPhone13と同じ最新のチップ。iPad Air4のA14より新しいチップが搭載されました。いや、iPad Air4のスペックも本当に何にも困らないのでA14でも十分だったんだけど最新のチップが入るのは嬉しいですね。
Touch IDもホームボタンが廃止で、Air4同様の電源ボタン内蔵式に変更。Air4で使ってるけど特に不具合もなく良い感じです。カメラもAir4同様に少し飛び出すスタイルになったのが残念。
サイズは第5世代の203.2mm×134.8mm×6.1mmから195.4mm×134.8mm×6.3mmへと、縦が5mmほど小さくなり、厚みが0.2mm厚くなりました。Apple Pencilが第2世代に対応したし厚み増はしょうがないかなという気がします。ただ、mini5が薄く感じる(実はAir4と同じ厚みなのに)利点は消えたと思うので、これも実際に届いて使ってみたらどう思うか気になるところではあります。
重量も第5世代のWi-Fi – 300.5g / Wi-Fi + Cellular – 308.2gからWi-Fi – 293g / Wi-Fi + Cellular – 297gと、7〜11gほど軽量化。miniはどこへでも持って行くので、10g前後でも軽量化はマジで嬉しい。今回も重量を増やしてしまう背面カバーではなく、スキンシールを貼って傷予防する予定。
ディスプレイの解像度は横に広く、縦に短くなってしまったのでこれが動画閲覧でどう影響するか。縦向きのウェブ閲覧は第5世代よりも縦の情報量が少なくなったとは言え、見やすくなる気がするけど、横向きで動画を見る時には上下に余るスペースが増えてしまって、有効範囲は狭くなる気もします。これは届いたら真っ先に検証してみたい所。とはいえ、Liquid Retinaディスプレイになったので黒もさらに綺麗に表示されて映画を見るにも良いんじゃないかなと期待が高まります。
スピーカーは下側のみのステレオスピーカーから、上下でのステレオスピーカーへ、こちらもAir4同様の変更。この差は横置きした時が特に、音質の差というよりも音の定位の差が本当に大きく、モノラルからステレオに変えたくらい凄く自然な音に聞こえるようになるので、名ばかりのステレオスピーカーであったmini5の時の不満点でもありました。
Apple Pencilも第1世代から第2世代へ。やっとカブトガニスタイルから脱出。あれだけはAppleにあるまじき黒歴史なデザインだと思う。Air4と2台体制で1本のApple Pencilを使う予定なので、届いたら試さないと。
ここまで来たら、当然LightningからUSB-Cへと変更。やっとLightningの呪縛から解き放たれる…とはいかないけれど、外部接続出来る機器も増えるし嬉しい進化。
デメリットとしては、価格が第5世代よりも1万円ほど高くなってしまったこと。けどまぁこれだけの進化だとしょうがないと思う。個人的には困らないんだけど、3.5mmヘッドフォンジャックは時代の波に飲まれて無くなってしまいました。
本当にこの形のminiを何年も待ってたし、驚くことがない噂通りとはいえ、期待通りの進化はやっぱり嬉しい。早く届かないかなぁ(笑)
Apple Watch Series7
最近のiPhone、iPad、iMacのように、Apple Watchもフラットデザインになるんじゃないか?と噂されていましたが、こちらは今まで通り丸みを帯びたままのデザインになりました。
本体サイズはほぼ同じだけど、Series6よりもさらに狭額縁化を行ってスクリーン領域を20%を拡大。充電が高速化され、自転車のワークアウトに特化した機能が追加されたなど、確かに進化はしているし画面が大きくなるのも正当な進化で良いことであると思う。けど、どれだけ大きくなったところで、Apple Watchでタイピングしようとは思わないし、現行のSeries6でも別にスクリーン領域に不満が無いし、特に目玉となるような機能の追加も無く、個人的には今回1番残念なアップデートでした。次に乗り換えるのは、ヘルスケアで新しくモニタリング出来る機能(血圧だったり体温だったりetc)が追加された時かなぁ。バッテリーがへたるのが先か、欲しい機能が追加されるのが先か。Series5を使っている人は、常時ディスプレイが不要であればそのままで良いと思うし、Series6を使ってる人は買い換える必要がないと思う。
iPhone13シリーズ
iPhone13 | iPhone13 mini | |
チップ | A15 Bionic | |
カラー | PRODUCT RED スターライト ミッドナイト ブルー ピンク | |
容量 | 128GB 256GB 512GB | 128GB 256GB 512GB |
サイズ | 146.7mm×71.5mm×7.65mm | 131.5mm×64.2mm×7.65mm |
重さ | 173g | 140g |
ディスプレイ | Super Retina XDR 5.4インチ OLED 2340×1080ピクセル 476dpi | Super Retina XDR 6.1インチ OLED 2532×1170ピクセル 460dpi |
カメラ | デュアル12MPカメラシステム 広角:ƒ/1.6絞り値 超広角:ƒ/2.4絞り値と120°視野角 2倍の光学ズームアウト 最大5倍のデジタルズーム センサーシフト光学式手ぶれ補正 | |
ビデオ撮影 | 浅い被写界深度でビデオ撮影(1080p、30fps)ができるシネマティック | |
価格 | 98,800円 | 86,800円 |
iPhone13 Pro | iPhone13 Pro MAX | |
チップ | A15 Bionic | |
カラー | グラファイト ゴールド シルバー シエラブルー | |
容量 | 128GB 256GB 512GB 1TB | |
サイズ | 146.7mm×71.5mm×7.65mm | 160.8mm×78.1mm×7.65mm |
重さ | 203g | 238g |
ディスプレイ | ProMotion搭載 Super Retina XDR 6.1インチ OLED 2532×1170ピクセル 460dpi | ProMotion搭載 Super Retina XDR 6.7インチ OLED 2778×1284ピクセル 458dpi |
カメラ | デュアル12MPカメラシステム 望遠:ƒ/2.8絞り値 広角:ƒ/1.5絞り値 超広角:ƒ/1.8絞り値と120°視野角 3倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 6倍の光学ズームレンジ 最大15倍のデジタルズーム | |
ビデオ撮影 | 浅い被写界深度でビデオ撮影(1080p、30fps)ができるシネマティック | |
価格 | 98,800円 | 86,800円 |
チップをA14からA15へ、容量が64〜256GBを128〜512GBへ。カメラ周りの進化と、iPhoneも順当な進化、というよりは一昔前ならiPhone12sとして出てたんじゃないかなぁというくらいの変更だと思う。
目立った変更点としては、Proモデルの最大120HzのProMotionディスプレイ、最低容量が64GBから128GBへ、広角側レンズに光学式手ブレ補正が入った、バッテリー時間が1.5〜2.5時間伸びたという所でしょうか。
ノッチはiPhone12よりも20%ほど小さくなったけど、まだスッキリしたというほどでもなさそう。
ProMotionはiPad Proに搭載されているので、触ってみると確かにヌルヌル動いて気持ちいいし、横にAir4を並べて使い比べてみると、ページスクロールさせる時、ホーム画面を切り替える時なんかは違いがハッキリと分かります。ただ、比べてみると違うというだけで、Air4だけを使っている時は何も不満を感じ無いし、本当に慣れだけだと思う。ずっとProMotionを使って慣れてしまうと、60Hzディスプレイを使った時にカクカクするなと感じるかもしれないけれど、あったら嬉しいけど無くても別に困らないという程度かなと思います。動きのあるゲームをやる人には良いかも。
シネマティック映画モード、撮影後にもピントを合わせる対象を変更できるなど、動画に関してのアップデートは凄いなとは思うけど、凝った動画をiPhoneで撮りたいという人でなければ、特に乗り換えなくても良いんじゃないかな…と思います。もし自分がiPhone12ユーザーであれば、今回のアップデートで惹かれる所は無かったかなという感想。
カメラの性能アップを売りにしているにしても、どんどん大きくなるカメラはあれで良いんだろうか…。デカすぎない??確かに見慣れてきてしまっている自分もいるんだけど、やっぱり冷静になって見ると美しいとは思えないんだよなぁ。
まぁ無いだろうなとは思ってたけど、本当にいい加減LightningをやめてUSB-Cにして欲しい。iPad miniまでUSB-Cに変更したのに、何でまだiPhoneだけLightningにこだわるのか…
個人的には今iPhone11 Proを使っていて、スペック的な特に不満も何もない(Touch IDが欲しいとかいうのは置いといて)から使い続けても良いんだけど、そろそろ2年経つし、未だに4sのデザイン、5sのサイズ感が神だったと思ってるし、iPhone12で出たminiサイズが好きなので、今年は乗り換えようかなと思ってます。確かに写真や動画を撮っていて望遠側のレンズが欲しい時はあるんだけど、そのためだけにProを持つほど多用しているわけでもないので、サイズや重さなどトータル的なバランスを考えて自分にはminiが一番ベターかなぁと。
僕の場合はどうせiPad miniも一緒に持ち歩くから、画面サイズでの不満はiPhoneに対しては出ないだろうし。1つだけ気になるのはバッテリーライフ問題だけど、Apple Watchを使い出してから、iPhoneでの通知確認が圧倒的に減っていて、外出している時の電車移動やカフェで休憩するような時はiPad miniを使うので、iPhoneの充電に困ることが無くなったんですよね。もしテザリングが必要な状況であれば、座れて充電出来るようなお店、ネットカフェとかコワーキングスペースに入ってしまうという行動パターンが身についてしまっているので、iPhoneも充電しながら使えるしな…という感じです。
iPhone12 Proが発表された時は、サイドの光具合に品がねえなぁ…って思ってたけど、これもだいぶ見慣れてきてしまいました。まぁ個人的にはここまで反射率の高い表面加工よりも、もう少し反射率が低くて鈍い輝き具合の方が好みだけど、カメラ部のデザインに納得がいっていないので、Proのデザインかっけぇ…で乗り換えたくなることは無いですね。デザインで乗り換える気持ちになったのはiPhone Xが最後のモデルになるのかなぁ。
iPhone13/13 miniとiPhone13 Pro/13 Pro Maxとの違いはProMotionディスプレイとカメラ以外でも、同じA15 Bionicでも実は内容が違っていて、ProシリーズはGPUが5コア、13/13 miniのGPUは4コアとなっています。まぁ流石にiPhoneで動画の書き出しをする人は少なそうだし、どちらかと言えばゲーム向けにGPU機能を上げているといったところでしょうか。一般的な使い方で有ればPro無しモデルでも全く困ることはないと思います。
iPadもiPhoneも、ちょっと前ならエントリーモデルではスペック的に物足りなかったり、欲しい機能がカットされていたりで、フラッグシップモデルを選びがちだったけれど、今はもうエントリーモデルでも十分になってきましたね。とりあえず一番ええやつ!という選び方はしなくても、本当に自分に必要なモデルを選べる時代になってきたなぁという気がした今回のAppleイベントでした。