ゲーミングノートPCを使用中にどれくらい電力を消費するのか計測してみました。電気代は参考になりますが、1kWhあたり27円として計算してます。

テストに使用するゲーミングノート

GALLERIA GR1650TGF-T

GALLERIAのゲーミングノートGR1650TGF-Tを使用して計測しました。

ゲーミングノートPCの消費電力と電気代を計測
GALLERIAのゲーミングノートGR1650TGF-Tの使用レビュー

以前より出張時のゲーミングノートPCが欲しかったのと、これからの時期は台風やゲリラ豪雨で瞬間的な停電も増えてバッテリーが内蔵されているノートPCは電源が落ちずに安心出来るので、10万円以下で買えるようになってきたタイミングでドスパラのプライ...続きを読む

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CPU : AMD Ryzen 5 4600H
GPU : NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti GDDR 4GB + AMD Radeonグラフィックス
ディスプレイ : 120Hz 15.6インチ フルHD液晶

という構成で、搭載CPU・グラフィックボード・ディスプレイサイズで消費電力は変わってくるのでご了承下さい。

待機中の消費電力は?

ゲーミングノートPC消費電力

バッテリー100%の状態での待機電源なので、充電中はまた変わってくると思いますが自宅使用で電源をコンセントに繋ぎっぱなしだと普段はこれくらい。

1時間あたりの電気代が
13(W)÷1000×1(時間)×27(円/kWh)=0.351(円)
1日24時間で
13(W)÷1000×24(時間)×27(円/kWh)=8.424(円)
1ヶ月30日として
13(W)÷1000×24(時間)×30(日)×27(円/kWh)=252.72(円)

となります。使っても使わなくてもコンセントに繋いで1ヶ月放置してると250円ほどの電気代がかかるという事ですね。

Windows10起動時の消費電力

ゲーミングノートPC消費電力

ノートPCに関わらず、電源投入時はSSDから読み込んだりCPUも稼働するので消費電力は高くなります。Windowsを起動して待機しているだけよりも消費電力は高いです。OS起動直後は常駐アプリの起動やアップデートのチェックが入るので落ち着くまではこれくらいの消費電力ですね。

Windows10アイドル時の消費電力

ゲーミングノートPC消費電力

Windows10の起動、常駐アプリの起動などが終わって落ち着いた時の消費電力が37Wほど。

1時間あたりの電気代が
37(W)÷1000×1(時間)×27(円/kWh)=0.999(円)

約1円になります。

参考までに同じ条件で以前に計測した自作PCの消費電力(本体のみでディスプレイの消費電力は含まない)ですが、

Core i5-7500+GTX1050Ti : 51W
Core i5-7500+GTX1070 : 63W

だったので、CPUやGPUの世代が変わって消費電力が下がっているという事を考えても、自作PC本体よりもディスプレイが付属しているゲーミングノートのほうが消費電力が低いという事になります。

Youtube視聴時

ゲーミングノートPC消費電力

ブラウザはChromeを使って、Youtubeを全画面で再生した時の消費電力が39Wでした。内蔵スピーカーを使って普段聞くくらいのボリュームで音声も出していた状態。アイドル時が37Wだったので、Youtube再生程度ではあまり電力を消費しないようですね。Amazon Primeで映画を再生しても同じくらいの消費電力でした。

1時間あたりの電気代が
39(W)÷1000×1(時間)×27(円/kWh)=1.053(円)

なので、3時間動画を見ても3円ほど。計算してみると結構エコな気がします。

FF14プレイ時

ゲーミングノートPC消費電力

Final Fantasy 14 最高品質、仮想フルスクリーンモードでの計測です。さすがにゲームを起動すると一気に消費電力が上がりました。CPU、GPUともにほぼフル稼働。

ゲーミングノートPC消費電力

付属しているアダプターが120Wなので、だいたい予想通りの消費電力でした。

1時間あたりの電気代が
104(W)÷1000×1(時間)×27(円/kWh)=2.808(円)
5時間プレイしたとして
104(W)÷1000×5(時間)×27(円/kWh)=14.04(円)

となります。こちらも参考までに自作PC(本体のみ)での消費電力は

Core i5-7500+GTX1050Ti : 120W 3.24円/時
Core i5-7500+GTX1070 : 220W 5.94円/時

でした。自作PCのほうが自分の希望する構成で組める、パーツのアップデートをしやすい、同じ性能なら安価に制作出来るというメリットもあるので、どちらが良いというわけでは無いですが電気代はかなり安く済みますね。

まとめ

アダプターが120Wという事から、最大消費電力はこんなもんかなという感じでした。

100Wでゲームが動くのであれば、良い組み合わせの物が見つかるかは探してみないとだけど、窒化ガリウムのアダプターで電源ケーブルが合うものを使えばアダプターの軽量化が可能かも?と期待がもてる結果だったかも。

自宅でWindowsを使用する時、普段は自作PCを使っているのですが、雷が鳴っているような時やゲリラ豪雨が予想されるような日には停電するかもしれないという事を考えてゲーミングノートを使う事が多いです。UPSを使わなくても本体にバッテリーが内蔵されているのがノートPCの強みだったりするんですよね。

15インチディスプレイという制限(外部出力も出来るんだけど)をすれば、自作PCよりも消費電力を抑えれるので、ちょっとした作業程度であればノートPCで済ませるのも良いかもですね。

これからゲーミングPCを買おうと思っている人、すでに両方持っている人の参考になれば幸いです!

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