AirPods 5は耳に軽く収まる一方、私の場合は左耳からずれたり、落ちそうに感じたりすることがありました。まずイヤーカバーを試すと滑りにくさは改善しましたが、極端な姿勢では一度落下しています。
そこで、耳に掛けて支えるイヤーフックも使ってみました。今回比べたのはGcioiiとAHAStyle PT60-4です。どちらも実際にAirPods 5へ装着して使っています。
実際に使った範囲では、総合的にはGcioiiが扱いやすく、外出用として選びやすいと感じました。一方、長時間の快適さを優先するならAHAStyle Sにも大きな魅力があります。
AirPods 5のイヤーフックはGcioiiが総合おすすめ

2製品とも、今回試した範囲では装着中にAirPods 5が落ちることはありませんでした。固定感の強さ、装着のしやすさ、製品の仕上げを重視するなら、私のおすすめはGcioiiです。
Gcioiiは届いてから数日使っています。その中では約5時間続けて装着したほか、室内でいろいろな姿勢や動きを試し、屋外も歩きました。その範囲では落下せず、イヤーカバーやAirPods 5単体より安心感が高く感じられました。装着には少し慣れが必要でしたが、今はほぼ一度で付けられます。
ただし、耳に装着している感覚はあります。長時間の快適さを一番に考える人には、AHAStyle Sの方が合う可能性があります。私自身も、自宅ではAHAStyle S、外出ではGcioiiという使い分けにしています。
| 比較項目 | Gcioii | AHAStyle PT60-4 |
|---|---|---|
| 固定感 | 張りが強く、強く固定される感覚 | Gcioiiより圧迫感が少ない。サイズで調整できる |
| 快適性 | 数日使用。約5時間の連続使用でも痛み・疲れなし。装着感は残る | Sはほぼ1日使っても痛み・かゆみ・疲れなし |
| 装着のしやすさ | 慣れるとほぼ一度で付けられる | AirPodsを通す入口が狭く、付けにくい |
| サイズ | 今回はサイズ違いを比較していない | S/M/Lを試せる |
| 充電ケース | 蓋を閉じられない。開けたままなら充電開始を確認 | 同じく蓋を閉じられない。開けたままなら充電開始を確認 |
| 向いている使い方 | 固定感や外出時の扱いやすさを重視 | 自宅での長時間利用や軽い装着感を重視 |
この比較は私の耳と使用条件での感想です。どちらも「付ければ絶対に落ちない」という意味ではありません。
固定感と快適性はGcioiiとAHAStyleで違う

Gcioiiは枝の部分の張りがAHAStyleより強く、AirPods本体と枝のテンションで耳にしっかり固定されるように感じます。触ったときにも張りの違いが分かり、装着すると「落ちる気がしない」と感じるほど安心感がありました。
AHAStyleはGcioiiより張りが弱く、圧迫感も少なめです。Sサイズでは、ごくわずかに動いたように感じることはありましたが、位置を直そうと思うほどではなく、落ちそうな感覚もありませんでした。MではSにあった遊びがほぼなく、固定感が少し強まります。
Gcioiiは数日使っていますが、これまで痛みや疲れはありません。約5時間続けて装着したときにも問題はありませんでした。ただ、軽い圧迫感と「付けている」存在感はあります。AHAStyle Sはほぼ一日使っても痛み、かゆみ、疲れがなく、他のことに集中すると装着しているのを忘れるほどでした。途中で充電のため外した時間はあります。
AHAStyle Sでは首を振る、横を向く、軽く走る動作を試しても落下しませんでした。これは私が試した範囲の結果です。継続的なランニングや激しいスポーツでの安全性を確認したわけではありません。
AHAStyleはS/M/Lで装着感を選べる

AHAStyle PT60-4はS、M、Lの3サイズを試せるセットです。私の場合、左右で適正サイズに違いはなく、両耳とも同じサイズで問題ありませんでした。ただし耳の形には個人差があるため、Sが誰にでも合うとは限りません。
Sは最も快適に感じたサイズです。自宅で長時間使うならSで十分で、私自身の常用サイズもSです。ごくわずかな遊びを感じることはありますが、位置を直す必要はありませんでした。
MはSよりフィット感が強く、Sで感じたわずかな遊びはほぼありません。約1時間使っても印象に変化はなく、圧迫感が強くなることもありませんでした。外出時にAHAStyleを使うなら、私は念のためMを選ぶかもしれません。
Lも約1時間試し、疲れはありませんでした。ただ、私の耳には大きすぎる印象で、ここまでのサイズは必要ないと感じました。S/M/Lの違いは分かりやすいので、購入時にサイズを試して決められるのは利点です。一方、自分に合うサイズが決まると残りの2サイズはほぼ使わず、3サイズ入りを単純に「3個分お得」とは感じませんでした。
装着・操作・音への影響を比較

装着のしやすさではGcioiiが明確に上でした。最初は少し手間取りましたが、慣れると「靴下を履かせる」ような感覚でほぼ一度に装着できます。歩きながらでも付けられそうと思うほど簡単になりました。
AHAStyleはAirPodsを通す入口が狭く、Gcioiiより装着に手間がかかります。外出中に付けるなら一度立ち止まりたい程度です。入口を広げれば楽になるかもしれないと感じましたが、加工は試していません。切ったり広げたりする方法はおすすめしません。
取り外しはどちらも簡単で、使用中に勝手に外れる感覚はありません。AHAStyleは枝の部分をつまんで引くと外しやすいです。
音量スワイプや再生・停止の操作には、どちらも干渉しませんでした。AirPods 5単体だと、本体が少し動いて音量操作にコツが要る場面があります。イヤーフックを付けると本体が固定されるため、私にはAirPods Proと同じくらい安定して操作できる感覚がありました。
音質、ノイズキャンセリング、外音取り込みについては、イヤーフックを付けたことで明確に変わったとは感じませんでした。ここは私の使用時の感想であり、測定による評価ではありません。
質感と付属品はGcioiiの方が満足度が高い

Gcioiiは半透明で、素材の手触りや成形、仕上げが丁寧に感じられました。付属ケースもAHAStyleより安っぽさがなく、カラビナまで付いています。パッケージを含めて製品全体の満足度はGcioiiの方が高く感じました。
AHAStyleは白一色で、手に持つと素材や付属ケースに少し簡素さがあります。私には100円ショップの小物を思わせる質感でしたが、耳に付けると安っぽさはほとんど目立ちません。性能面で困ったこともありません。Oリングが付属し、ケースの大きさもGcioiiとほぼ同じなので、持ち運びやすさに大きな差は感じませんでした。
両方とも、私には購入価格に見合う製品だと感じました。ただし、これは購入時の個人的な評価です。現在の価格や販売状況を示すものではありません。
充電ケースは蓋が閉まらないが、開けたまま充電開始を確認

Gcioii、AHAStyleのどちらも、イヤーフックを付けたままAirPods 5をケースへ差し込めます。ただし、フックがあるため蓋は閉まりません。
追加の実機確認では、蓋を開けたままでもAirPods本体の充電開始を確認できました。正しい位置で充電端子が接触した場合の結果です。フックの位置やAirPodsの収まり方によっては接触しない可能性があり、毎回確実に充電できるか、充電が継続して満充電になるかまでは確認していません。蓋を開けて充電する場合も、充電状態を確認してください。
自宅なら、充電開始を確認できればイヤーフックを毎回外さずに済む可能性があります。一方、持ち運ぶときはケースの蓋を閉められないので、イヤーフックを外す必要があります。こまめに出し入れする使い方では、このひと手間も選ぶときに考えておきたい点です。
イヤーカバーでも不安が残る人にイヤーフックをすすめる

AirPods 5単体で落下の不安がなければ、そのまま使うのが一番手軽です。イヤーカバーを付けて不安が解消するなら、イヤーフックまで使う必要はありません。イヤーカバーでも不安が残る人は、イヤーフックを検討する順番が自然だと思います。
イヤーカバーは耳に触れる部分を滑りにくくする手軽な対策です。私の場合、滑りにくさは改善しましたが、耳が真下を向くような姿勢で一度落ちました。イヤーカバーの装着感や充電ケースへの収納も含めた体験は、AirPods 5のイヤーカバー記事にまとめています。
今回のイヤーフック比較では、固定感と外出時の扱いやすさからGcioiiを総合おすすめにしています。自宅で長時間使い、快適さを最優先するならAHAStyle Sも有力です。AirPods Proも持っている私は、イヤーフックは両方残し、自宅でAHAStyle S、外出でGcioiiを使い分けています。Proを持たず、自宅仕事ではなく、通勤・通学など外でAirPods 5を使うことが多い人なら、私ならGcioii一択です。
イヤーフックを付ければ落下しないと保証できるわけではありません。外で使うときに落とす不安が強く、イヤーカバーでも足りないと感じる人に向いた選択肢です。AirPods 5本体の装着位置や、イヤーカバーを付けたときの感覚から確認したい人は、AirPods 5の実機レビューも参考にしてください。
まとめ

外出時の扱いやすさや固定感、製品全体の完成度を重視するならGcioiiがおすすめです。Gcioiiは数日使った範囲で痛みや疲れがなく、約5時間の連続使用や屋外歩行でも問題なく使えました。
自宅で長時間使う快適さを優先するなら、AHAStyle Sが合っています。AirPods 5単体やイヤーカバーで落下への不安がないなら、無理にイヤーフックまで使う必要はありません。


