AirPods 5を購入し、仕事中のながら聴き、音楽、YouTube、映画、さらには寝ながらの使用まで試してみました。

普段はAirPods Pro 3を使っているので、今回は実際に付け比べ・聴き比べながらレビューしています。

今回AirPods 5に一番期待していたのは、音質ではなく「装着感の楽さ」でした。

仕事をしながらイヤホンを使うこともあるので、耳への圧迫感が少なく、長時間つけても疲れにくいイヤホンなら使いやすそうだと思ったのが購入した理由のひとつです。

結論から言うと、その期待にはかなり応えてくれました。

音質や映画での定位、装着時の安定感などを比べればAirPods Pro 3のほうが優れていると感じます。

ただ、仕事中のながら聴きやYouTube、自宅で気軽に使うなら、個人的にはAirPods 5のほうが使いやすい場面もありました。

AirPods Pro 3の単純な下位互換ではなく、圧迫感の少なさというAirPods 5ならではの良さがあります。

結論|AirPods 5とPro 3は自分ならこう使い分ける

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

実際に両方使ってみて、自分なら次のように使い分けます。

用途自分が選ぶモデル
仕事中・ながら聴きAirPods 5
YouTube・自宅で気軽に使うAirPods 5
日帰りの外出AirPods 5でも十分
音楽をしっかり聴くAirPods Pro 3
映画AirPods Pro 3
飛行機・遠出・長時間移動AirPods Pro 3

AirPods 5は音質や性能を突き詰めるというより、普段使いの楽さが魅力だと感じました。

一方、音楽や映画をしっかり楽しみたい、長時間連続して使いたいといった用途ならAirPods Pro 3を選びます。

Bluetoothヘッドフォン、アクティブノイズキャンセリング、パーソナライズされた空間オーディオ、ライブ翻訳、USB-C充電ケース、H2チップ

装着感|圧迫感の少なさが一番の魅力

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

AirPods 5を購入する前から最も期待していたのが装着感でした。

普段使っているAirPods Pro 3はカナル型なので、どうしても耳を塞ぐ感覚があります。

現在はイヤーチップを交換しているため、AirPods Pro 3をつけていて耳が痛くなることはありません。

それでも外した瞬間には「耳が解放された」という感覚があります。

AirPods 5では、この感覚がかなり少なくなっています。

半日ほどつけたまま仕事をしましたが、耳が痛くなることも、疲れて外したくなることもありませんでした。

さすがに「つけていることを忘れる」とまではいきません。

それでもAirPods Pro 3よりはかなり楽です。

仕事をしながら長時間イヤホンをつけたい自分にとって、この圧迫感の少なさはAirPods 5を使う大きな理由になりそうです。

寝ながらYouTubeを見ても違和感は少なかった

AirPods 5

装着感を確かめるため、AirPods 5をつけたままiPadでYouTubeを見ながら寝てみました。

イヤホンをつけていることで寝づらいと感じることはありませんでした。

朝起きると両耳とも外れていましたが、少なくとも装着感そのものが睡眠の邪魔になることはありませんでした。

寝ながらの使用をおすすめするという意味ではありませんが、AirPods 5の圧迫感の少なさを実感した場面のひとつです。

左耳だけ落ちやすかった|装着位置を変えるとかなり改善

AirPods 5を使い始めて気になったのが、左耳だけ落ちやすかったことです。

普通に座っているだけなら特に問題ありません。

ただ、下を向いたり食事をしたりすると、左側だけ少しずつズレてくることがありました。

右耳は比較的安定していますが、下を向いたときには若干落ちそうな不安を感じることがあります。

ただし、その後つけ方を少し変えることでかなり改善できました。

耳に入れたあと、少し後ろ側へ回すように位置を調整すると、耳に引っかかる位置が見つかります。

この位置にしてからは、最初よりもかなり安定するようになりました。

軸部分を上下にスワイプする音量調整もやりやすくなっています。

位置が安定していない状態では、本体に触れると外れそうに感じることがあったので、装着位置は意外と重要です。

ただし、耳に合うかどうかはAirPods 5に限らず個人差が大きいと思います。

そのため「AirPods 5は落ちやすい」と一般化するつもりはありません。

可能であれば、実際につけて自分の耳に合うか確認するのが一番確実です。

なお、AirPods 5用のカバーも購入しているので、装着時の安定感がどこまで改善するのかは別の記事で試してみる予定です。

ノイズキャンセリング|想像していた以上によく効く

AirPods 5

AirPods 5でもうひとつ気になっていたのが、アクティブノイズキャンセリングです。

耳を密閉しない形なので、正直なところノイズキャンセリングにはそこまで期待していませんでした。

ところが実際に使ってみると、想像していた以上によく効きます。

AirPods Pro 3と比べると、ノイズキャンセリングの効きはPro 3のほうが上です。

ただ、実際に使い比べてもAirPods 5が大きく劣るとは感じませんでした。耳を密閉しない形であることを考えると、個人的にはPro 3と比べても遜色ないと思えるほど、しっかり効いている印象です。

少なくとも仕事中や自宅で周囲の環境音を抑えたい用途では、AirPods 5のノイズキャンセリングでも十分満足できました。

仕事をしている環境では、次のような音がかなり聞こえにくくなりました。

  • 扇風機の音
  • エアコンの音
  • 外から聞こえる話し声
  • 車の音

このあたりは、ほとんど気にならないレベルまで小さくなりました。

一方、「ドン」「バン」といった突然発生する衝撃音は聞こえます。

キーボードのタイピング音もかなり薄くなりますが、完全には消えません。

耳を密閉しない形でここまで周囲の音を抑えられるとは思っていなかったので、ノイズキャンセリングはAirPods 5で特に驚いたポイントです。

ノイキャンONでも密閉感は比較的軽い

ノイズキャンセリングをONにすると、密閉感がまったくないわけではありません。

無音状態でON/OFFを切り替えると、少し耳が塞がれたような感覚は分かります。

ただしAirPods Pro 3と比べるとかなり軽く感じます。

音楽を再生した状態で切り替えると、個人的にはほとんど気にならないくらいでした。

自分自身がノイズキャンセリング搭載イヤホンに慣れていることもあると思いますが、AirPods Pro 3のようなカナル型の密閉感が苦手な人には、この違いは大きいかもしれません。

AirPods Pro 3のノイズキャンセリングと外音取り込みについては、Pro 2との違いも含めて別記事で詳しくレビューしています。

AirPods Pro 3のノイキャンと外音取り込みはどう変わった?Pro2ユーザー目線の体感レビュー

外音取り込み|OFFとの差はかなり小さく感じた

AirPods 5

AirPods Pro 3では耳を密閉するため、外音取り込みはかなり重要な機能だと感じています。

一方、AirPods 5は外音取り込みをOFFにしていても周囲の音が自然に入ってきます。

無音状態で外音取り込みのON/OFFを切り替えてみても、個人的には違いがかなり小さく感じました。

よく聞くと、むしろ外音取り込みをONにしたほうが周囲の音が少し小さく聞こえるようにも感じます。

なぜそう聞こえるのかまでは分からないため、ここはあくまで自分の耳で感じた印象です。

AirPods Pro 3では必須だと思っていた外音取り込みが、AirPods 5ではあまり必要に感じなかったのは面白い違いでした。

音質|Pro 3のほうが上。でもAirPods 5単体なら十分

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

音質については、AirPods Pro 3のほうが良いと感じます。

聴き比べると特に違いを感じるのが次の部分です。

  • 高音の明瞭さ
  • 低音の迫力
  • 全体の解像感
  • 人の声の明瞭さ

AirPods Pro 3については、Pro 2からの買い替えも含めて4ヶ月使ったレビューを別記事でまとめています。

AirPods Pro 3は買い替え・乗り換えする価値ある?Pro 2との違いを4ヶ月レビュー

AirPods 5はAirPods Pro 3と比べると、全体的に少しマイルドです。

音の輪郭も少しぼやけるように感じます。

人が話している声についても、AirPods Pro 3のほうが明瞭です。

ただし、これは2つを交互に聴き比べているから分かる差でもあります。

AirPods 5だけを使って「音質が悪い」と感じるかと言われると、自分はそうは思いません。

仕事中のながら聴きなどであれば十分な音質です。

YouTubeならAirPods 5で十分

YouTubeもAirPods 5とAirPods Pro 3の両方で見てみました。

YouTubeを見る程度であれば、個人的にはAirPods 5で十分です。

特に仕事をしながら動画を流したり、会話中心の動画を見たりする使い方なら、音質差よりAirPods 5の装着感の楽さのほうがメリットに感じます。

自分なら仕事中やYouTubeを見るときはAirPods 5を選びます。

映画はPro 3のほうが良かった

映画については、最初に聴いたときは「どちらでもいいかな」と思っていました。

ただ、何度か聴き比べているうちに評価が変わりました。

映画もAirPods Pro 3のほうが良いです。

特に違いを感じるのが、セリフの定位です。

AirPods Pro 3のほうが人物の声がどこから聞こえているのか分かりやすく、よりリアルに感じます。

AirPods 5では、比較すると少し音像がぼやける感じがあります。

また、アクション映画など低音の迫力を楽しみたい作品でもAirPods Pro 3のほうが向いていると感じました。

ただし、AirPods 5だけで映画を見た場合に不満があるわけではありません。

ここも両方を比較するから分かる差だと思います。

音質最優先ならAirPodsにこだわらなくてもいい

音楽をしっかり楽しみたいのであれば、自分ならAirPods Pro 3を選びます。

ただし、音楽の音質だけを最優先にワイヤレスイヤホンを選ぶのであれば、そもそもAirPodsだけに絞る必要もないと思っています。

他メーカーにもさまざまなワイヤレスイヤホンがあります。

AirPodsの大きなメリットは、単純な音質だけではなく、iPhoneやMac、iPadなどApple製品との連携まで含めた使いやすさです。

そのため、

「少しでも良い音で音楽を楽しみたい」

という人と、

「十分良い音質で、Apple製品と快適に使いたい」

という人では、イヤホン選びの基準も変わってきます。

Apple製品との自動切り替えはやっぱり便利

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

AirPodsを使う理由として、個人的にかなり大きいのがApple製品との連携です。

iPhoneだけでなくMacやiPadも使っていると、基本的には何も操作しなくても、使っているデバイス側へAirPodsが自動的に切り替わってくれます。

毎回Bluetooth設定を開いて接続先を変更する必要がありません。

この便利さは、一度慣れてしまうとなかなか手放しにくいです。

一方で、複数のApple製品を同時に使っていると少し困る場面もあります。

例えば、

「iPadの音はAirPodsで聞きたいけれど、Macの音はスピーカーから鳴らしたい」

といった使い方をしたい場合です。

こうしたときには、自動切り替えが自分の意図と逆に働くこともあります。

それでも普段の使い勝手を考えると、複数のApple製品を使っている人ほどAirPodsを選ぶメリットは大きいと感じます。

逆にiPhoneしか使っていないのであれば、他メーカーのワイヤレスイヤホンまで含めて検討してもいいと思います。

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ケースはPro 3よりかなり小さく感じる

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

AirPods 5を開封して最初に感じたのがケースの小ささでした。

これまで通常のAirPodsを使ってきた人なら当たり前かもしれませんが、AirPods Pro 3を使っている自分からするとかなりコンパクトに感じます。

日帰り程度の外出なら、AirPods 5でも十分持ち出したいと思えるサイズです。

ケースの開けやすさについては特に不満はありません。

一方、本体を取り出すときに少し滑るような感覚があり、たまに取り出しにくいことがあります。

大きな問題ではありませんが、使っていて少し気になった部分です。

MagSafeはなくなって便利さに気づいた

今回使っているワイヤレス充電ケース付きAirPods 5は、USB-Cのほか、Apple Watch充電器とQi規格の充電器によるワイヤレス充電に対応しています。

普段デスクにはQi2充電器を置いているので、購入前はAirPods Pro 3との違いをそれほど感じないだろうと思っていました。

ところが実際にAirPods 5を充電してみると、AirPods Pro 3のMagSafeは磁石で何も考えずに正しい位置へ固定されるのが意外と便利だったことに気づきます。

AirPods Pro 3の充電ケースはMagSafe充電器、Apple Watch充電器、Qi規格の充電器、USB-Cに対応しています。

AirPods 5も置けばワイヤレス充電できるので、困るわけではありません。

ただ、MagSafeはなくなって初めて便利さに気づいた機能でした。

バッテリー|長時間連続で使うならPro 3が有利

普段の自分は何時間もイヤホンをつけっぱなしにすることが少ないため、AirPods 5を使っていてバッテリー不足は特に感じませんでした。

ただし、スペック上ではAirPods Pro 3との差があります。

ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5は、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態で1回の充電につき最大5時間です。

AirPods Pro 3は同じくアクティブノイズキャンセリングを有効にした状態で最大8時間となっています。

仕事中に適度につけ外ししたり、途中でケースへ戻したりする使い方ならAirPods 5でも困りにくいと思います。

一方、飛行機や長時間移動など、ケースへ戻さず何時間も連続して使いたいならAirPods Pro 3のほうが安心です。

価格差は15,000円

AirPods 5は23,800円、今回使っているワイヤレス充電ケース付きAirPods 5は27,800円で販売されています。

AirPods Pro 3は42,800円です。

ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5とAirPods Pro 3では15,000円の差があります。

この差をどう考えるかが、選ぶうえでひとつのポイントになりそうです。

少しでも音質や映画の定位、長時間利用、装着時の安定感を重視するのであればAirPods Pro 3。

そこまで性能を求めず、圧迫感の少なさや普段使いの楽さを重視するのであればAirPods 5でも十分だと思います。

AirPods 5がおすすめなのはこんな人

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

実際に使ってみた印象では、AirPods 5は次のような人と相性が良いと思います。

  • カナル型イヤホンの圧迫感が苦手
  • 仕事中など、長時間装着しても耳への圧迫感を抑えたい
  • YouTubeやながら聴きが中心
  • 音質は十分良ければ満足できる
  • iPhoneだけでなくMacやiPadも使っている
  • AirPods Pro 3ほどの性能までは必要ない
  • コンパクトなケースを重視したい

一方、次のような人ならAirPods Pro 3のほうが向いていると思います。

  • 音楽をしっかり楽しみたい
  • 映画の定位や迫力にこだわりたい
  • 飛行機や長時間移動で使いたい
  • 耳への固定感を重視したい
  • 予算に余裕があり、少しでも良いものを選びたい

まとめ|全員にAirPods Pro 3が必要なわけではない

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

AirPods 5とAirPods Pro 3を比較すると、音質、映画での定位、装着時の安定感、連続再生時間など、AirPods Pro 3のほうが優れている部分は多いです。

予算に余裕があり、少しでも良いものを選びたいのであればAirPods Pro 3を選ぶのもいいでしょう。

ただ、これはMac miniとMac Studioの関係にも少し似ています。

Mac Studioのほうが高性能だからといって、すべての人にMac Studioが必要なわけではありません。

AirPodsも同じです。

仕事中のながら聴きやYouTubeが中心で、音質や長時間連続使用をそこまで重視しないのであれば、AirPods 5で十分満足できる人は多いと思います。

しかもAirPods 5には、耳への圧迫感が少なく長時間つけやすいという、単純にAirPods Pro 3の下位互換とは言えない良さがあります。

自分なら、

仕事中、ながら聴き、YouTube、自宅で気軽に使うならAirPods 5。音楽、映画、飛行機、遠出、長時間移動ならAirPods Pro 3。

という使い分けになりそうです。

日帰り程度の外出なら、ケースがコンパクトなAirPods 5を持ち出すのも十分ありだと思っています。

AirPods 5単体で見ても、想像以上にノイズキャンセリングが効き、音質も普段使いには十分でした。

特にMac、iPhone、iPadなど複数のApple製品を使っていて、圧迫感の少ないワイヤレスイヤホンが欲しい人には、かなり使いやすいAirPodsだと感じました。

Bluetoothヘッドフォン、アクティブノイズキャンセリング、パーソナライズされた空間オーディオ、ライブ翻訳、USB-C充電ケース、H2チップ