AirPods ProとWF1000X-M3をシーンによって使い分けてきたんですが、どちらもそれぞれの良さがあるので比較してみたいと思います。

スペック

AirPods ProWF1000X-M3
本体重量(片側)5.4g8.5g
ケースサイズ高さ:45.2 mm
幅:60.6 mm
厚さ:21.7 mm
高さ:53.9 mm
幅:78.9 mm
厚さ:28.7 mm
ケース重量45.6g75g
充電ケースQi, LightningコネクタUSB Type-C
本体バッテリー最大4.5時間の再生
最大3.5時間の連続通話
最大6時間の再生
最大4時間の連続通話
ケースバッテリー24時間以上の再生
18時間以上の連続通話
約3回分充電可能
通信機能Bluetooth 5.0Bluetooth 5.0
アクティブノイズキャンセリング
外音取り込みモード
均圧のための通気システム
アクティブノイズキャンセリング
外音取り込みモード

※連続再生時間、連続通話時間はNCオンの状態

装着感について

本体の形状が大きいWF1000X-M3のほうが確実に装着感が大きく、3g程度の差だけど重さも若干感じるのに対して、AirPods Proのほうが小さく軽い分、イヤホンを付けているという圧迫感がなくて楽ではあります。ただ、付け比べるとそう思うというだけで、有線イヤホンに比べればどちらも楽だし、暫く使っていたら圧迫感は気にはならなくなります。

AirPods ProとWF1000X-M3比較

イヤーチップは純正同士を比較しても僕の耳にはAirPods Proのほうが合っていて、WF1000X-M3はどのサイズを使っても少し隙間が出来てしまうというか、微妙に合わないなという感じ。SednaEarfit等も使ってみたんだけど、イマイチしっくり来なかったり、ケースの蓋が少し浮いてしまうというのがあったので純正イヤーチップを使ってます。でもこれは耳の形次第だと思うので、WF1000X-M3のほうがしっくりくるという人もいると思います。

AirPods ProはSednaEarfit XELASTECに変えていて、純正イヤーチップよりさらに装着感がアップしているので、付け心地は凄く良いです。

使用感について

AirPods ProとWF1000X-M3比較

僕の場合はどちらかというと本体よりもケースのサイズのほうが気になって、倍とは言わないまでもWF1000X-M3のほうがかなり大きいので、サコッシュで外出するような時には邪魔だなと感じるので、気軽に使いたいときはAirPods Pro、リュックとかトートバッグのように容量が大きいカバンを持っている時はその時の気分でどちらでもという感じ。

AirPods ProとWF1000X-M3比較

操作に関しては、WF1000X-M3がサイドのパネル部分をタッチ操作、AirPods Proは耳から出てる細い部分を擬似クリックのような操作感なんだけど、個人的にはAirPods Proのほうが好み。WF1000X-M3のタッチは楽のように思うんだけど、装着してると意外と1発でパネル部分に触れない事もあるのと、タッチする時にイヤホンが耳に押し込む(そこまで強いタッチしてるわけではないんだけど)感覚が少し気持ち悪くて、AirPods Proのほうが使いやすく感じます。ただ、この部分に関してはApple Watchを使い始めてからはイヤホンでの操作よりもApple Watchで操作をすることが多くなったので、WF1000X-M3が面倒と思う事は減りました。

AirPods ProとWF1000X-M3比較

ケースからイヤホン本体を取り出すのはAirPods Proのほうが指でイヤホンをつまめるので少し使いやすいかも。

iPhone、iPadのApple製品との親和性はさすがにAirPods Proの勝ち。初期のペアリングもめちゃくちゃ楽で、同一iCloudアカウントであれば1台だけ最初にペアリングすれば、他の端末は自動で認識してくれます。WF1000X-M3は使いたい端末全てでペアリングしなくてはいけないので、初期設定に関しては少し面倒かも。ただ、iPhoneからiPad、その逆など切り替えに関してはどちらも同じような操作とスピードで切り替わってくれます。

音質について

音楽、動画に関わらず聞く事に関してはWF1000X-M3の圧勝。低音から高音までクリアで確実に音質のランクが上だと思います。AirPods Proが悪いわけではないけど、フラットで普通のイヤホンという感じ。動画ではどちらもそんなに気にならないけど、音楽を聞くとなるとWF1000X-M3で聞きたいなと思います。装着感でも書いた通りイヤーチップはAirPods Proのほうがピッタリきてるけど、それでもWF1000X-M3のほうが音質に関しては確実に上。

ただ通話品質に関しては、マイク性能の差なのかマイクの位置の差なのかは分からないけど、相手にはAirPods Proのほうが聞きやすいようなので、通話に使うならAirPods Pro一択。

ノイズキャンセルと外音取り込み機能

AirPods ProとWF1000X-M3比較

ノイズキャンセルに関しては、イヤーチップがAirPods Proのほうが合っているのでフェアではないと思うけど、AirPods Proのほうが上。飛行機でも使い分けてみたけど、AirPods Proだとノイズはほとんど消してくれるのに比べて、WF1000X-M3は少し残ってるイメージ。ただこれは、ノイズキャンセルが効いてないのか、イヤーチップと耳の隙間から入ってくる音なのかがちょっと微妙に分かりづらいかなとは思いました。

どちらの機種もNCオンにすると若干圧迫感があるけど、AirPods Proのほうが圧迫感を少し軽減してくれている感じで長時間装着していても楽です。

外音取り込み機能はどちらも綺麗に取り込んでくれてると思うけど、どちらかというとAirPods Proのほうが自然な感じはします。悪く言えば自然な外音よりも大げさに処理されているのかも。WF1000X-M3はAirPods Proよりも大げさではない分、耳から直接聞こえる音ではなく体から伝わってくる音が聞こえてしまう感じ。

まとめ

AirPods ProとWF1000X-M3比較

どういうシーンで使う事が多いのか次第だと思うけど、音楽を聞くことがメインなのであればWF1000X-M3が良いと思います。オールマイティに気軽に使いたいという使い方であれば確実にAirPods Pro。個人的に外出時に持って行く物に関しては、なるべく小型にしたいと思っているし、交通機関での移動中にそんなに音楽を聞くほうでもないので、どうしてもAirPods Proのほうが使用率が高くなってます。音質重視か手軽さ重視かといった感じですね。個人的にはどちらか1つだけ買うとなるとAirPods Proを選ぶと思います。

ノイズキャンセル機能があるワイヤレスイヤホンではどちらも良いし、どっちを選んでもハズレではないと思うので、何を重視するかで選んでみると良いんじゃないかなと思います。

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