AirPods Pro 3を発売日に受け取ってから約1年2か月、家族との外出などで使わない日を除き、ほぼ毎日使っています。現在の満足度は90点です。AirPods 5と聴き比べたり、これまでになかった騒音環境で使ったりしたことで、購入当初より音質とノイズキャンセリングを高く評価するようになりました。一方、購入直後は純正イヤーチップが耳に合わず、約30分で痛くなる問題もありました。この記事では、長く使うなかで評価が変わった理由と、イヤーチップ交換で解決したこと、今も気になる点をまとめます。

AirPods Pro 3本体と充電ケース

AirPods Pro 3を1年以上使った現在の満足度は90点

購入直後から、Pro 2より音質が良くなり、ノイズキャンセリングも強くなったと感じていました。当時も十分満足していましたが、使い続けるうちに評価がさらに上がりました。音質はAirPods 5と聴き比べたことで、ノイキャンは道路工事や外壁清掃などの騒音を経験したことで、普段の使い方における強さを改めて実感しています。

一方、購入当初に大きな不満だったのが純正イヤーチップの痛みです。サイズを変えても改善せず、使い続けられるか不安でしたが、交換用チップを試して解決できました。これはAirPods Pro 3本体の性能が変わったという話ではなく、私の耳に合うチップを見つけられたことによる変化です。

項目購入した頃1年以上使った現在
総合満足度イヤーチップの痛みが気になった90点。チップ交換後は長時間使えている
音質Pro 2より良くなったと感じていたAirPods 5と聴き比べ、低音の厚みや高音の表現を再認識
ノイズキャンセリングPro 2より性能が上がったと感じていた工事音や生活音のある環境で実用性を再認識
装着感純正チップでは約30分で耳が痛くなったAZLA SednaEarfit MAXに替えて長時間装着できる

90点は項目ごとの点数を足したものではなく、使い続けた現在の総合的な満足度です。今も残る不満は、Pro 1・2ほど装着していることを忘れる自然さがないことや、ケースに保護カバーを付けると大きくなることです。

音質は使い続けるほど評価が上がった

購入当初からPro 1・2より音が良くなったと感じており、音質には十分満足していました。その印象が変わったきっかけのひとつが、後からAirPods 5も使い始め、両方を日常的に聴くようになったことです。AirPods 5も普段使いには十分聴きやすいイヤホンですが、交互に使うとPro 3の低音の厚みや高音の表現がよりはっきり感じられました。

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較

低音には厚みがありますが、強調されすぎたドンシャリには感じません。ボーカルは聴き取りやすく、音全体のバランスも自然です。長時間聴いていても疲れにくく、音楽だけでなく動画や仕事中のBGMにも使っています。

iOSの設定からカスタムEQも試しました。高音や低音を調整しても音が窮屈にならず、変化を受け止める余裕があるように感じています。これはあくまで聴感上の評価で、測定による性能評価ではありません。EQの設定やAirPods 5との詳しい聴き比べは、AirPods 5とAirPods Pro 3のカスタムEQ比較で紹介しています。

Apple Musicの空間オーディオはヘッドトラッキングを使っています。ボーカルや楽器の位置を感じられ、臨場感のある聴き方ができます。これは空間オーディオの効果として気に入っている点で、イヤホン本体の音質評価とは分けて考えています。

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ノイキャンの実力を再認識した3つの騒音体験

購入した頃からノイキャンはPro 2より良くなったと感じていましたが、当時は今ほど大きな騒音の中で試す機会がありませんでした。生活のなかで経験した3つの場面が、評価をさらに上げるきっかけになりました。

道路工事の騒音を大幅に軽減できた

自宅近くでアスファルトの張り替え工事があり、切削音が非常に大きく、仕事に集中できないほどでした。ANCだけでも騒音は大幅に小さくなりましたが、完全には消えず、工事の振動も残ります。そこで小音量の音楽を流すと音が気にならなくなり、仕事を続けられました。ノイキャン単体と音楽を併用したときでは、感じ方が違いました。

外壁清掃の作業音は音楽なしでも気にならなかった

自宅から約10mの場所で、発電機と高圧洗浄機を使った外壁清掃が行われました。窓を閉めても作業音が大きかったため、音楽を流さず、同じ環境でAirPods 5とPro 3を使い比べました。AirPods 5では作業音がわずかに聞こえた一方、Pro 3では聞こえなくなったと感じました。AirPods 5も音楽を流せば騒音は気になりませんでしたが、音楽なしで比べたことでPro 3のノイキャンの強さを実感しました。

近所の子どもの声もほぼ気にならなくなった

近所の子どもたちが成長して声が大きくなってきましたが、Pro 3を装着するとかなり小さくなります。完全に消えるわけではないものの、普段はほとんど気にならない程度です。特に泣き声は、私の環境ではほぼ聞こえなくなると感じています。人の声や突発的な音、工事の振動などは残る場合があります。

エアコンや扇風機の音も、ノイキャンを使うとほぼ聞こえなくなります。強い音をすべて消せるわけではありませんが、自宅で仕事をするときに周囲の音を抑えられる点は、長く使って改めて頼りにしているところです。Pro 2との詳しい比較は、AirPods Pro 3のノイズキャンセリング・外音取り込みレビューにまとめています。

純正イヤーチップでは痛かったが、交換後は長時間使えるようになった

購入直後は純正イヤーチップが硬く感じ、約30分装着すると耳が痛くなりました。サイズを変えても解決せず、このままでは使い続けられないかもしれないと思ったほどです。耳の中に当たる部分の形や硬さが自分には合わないのかもしれないと感じましたが、痛みの原因を特定できたわけではありません。

最初に試した社外製チップでは多少楽になりましたが、痛みは残りました。フォームタイプに替えると痛みはほぼなくなったものの、耳垢が付着しやすく、手入れが面倒でした。フォームタイプを使ったときの写真です。

AirPods Pro 3で試した低反発フォームタイプのイヤーピース

そこで最終的にAZLA SednaEarfit MAXを試しました。純正品とMAXを見比べると、耳に入る芯の形状が異なっていました。MAXは芯が先端に向かって細くなる形で、装着したときの当たり方も変わったように感じます。ただし、形状だけが痛みの原因だったと断定はできません。私の場合はMAXに替えてから痛みがほぼなくなり、数時間続けて装着しても痛みを感じなくなりました。

SednaEarfit MAXとAirPods Pro 3純正イヤーピースの比較

フォームタイプに比べると、MAXは耳垢の手入れをしやすく、毎日使ううえで扱いやすいと感じました。純正チップのほうが汚れにくく掃除もしやすい点は気に入っていましたが、私の耳では装着感を優先してMAXに落ち着きました。イヤーチップを替えても、誰にでも同じように痛みが解決するとは限りません。

装着していることを忘れるほど自然だったPro 1・2と比べると、Pro 3は今も耳に入っている感覚があります。それでも痛みや疲れはほぼなく、日常的に長時間使えるようになったことは、現在の満足度につながっています。芯形状や装着感の比較を含むSednaEarfit MAXを試したレビューでは、チップごとの詳しい違いを紹介しています。

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Mac・iPhone・iPadとの連携は、今もPro 3を選ぶ大きな理由

Macで仕事やオンライン会議をし、iPhoneで通話や音楽を聴き、iPadで動画を見る使い方をしています。端末間の自動切り替えは基本的にスムーズで、AirPodsを付け替えずに済むのが便利です。この連携はAirPods 5にも共通する、Apple製品を使う人にとっての利点です。

一方、iPhoneでSNS動画を再生したことをきっかけに、意図せず音声が切り替わることもあります。複数の端末から同時に音を聞けたらさらに便利だと思います。ステムをつまむ操作は確実で、以前使っていたSONY WF-1000XM3のタッチ操作より好みです。

1年以上使って分かった便利な点と気になる点

外音取り込みは慣れて、日常でも使いやすい

外音取り込みはPro 2より少し人工的に聞こえましたが、今は慣れて気になりません。装着したまま会話や買い物ができます。私は適応型オーディオより、ノイキャンと外音取り込みを手動で切り替える使い方が好みです。屋外を歩くときは周囲の音を聞くため、外音取り込みを使っています。

通話やオンライン会議で困ったことはない

Macでのオンライン会議や画面共有に使っています。相手の声は問題なく聞き取れ、AirPodsで話した際に聞き返されたこともありません。自分の声を録音してマイク音質を比較したわけではありませんが、ケーブルがないので以前よりAirPodsで通話する機会が増えました。

日常使用ではバッテリー切れに困っていない

連続再生時間や経年劣化率を測定したことはありません。普段は自然にイヤホンを外してケースへ戻す使い方が多く、日常使用でバッテリー切れに困ったことはありません。

ケースの傷は気になるが、保護すると大きくなる

MagSafeやQiで充電できるのは便利です。ただ、ケースは裸で使いたい一方、擦り傷が気になります。Pro 3は購入から約2日で小さな擦り傷が付き、現在はNOMADのレザーケースを使っています。保護できる代わりにサイズが大きくなるのは残念です。Pro 2のケースを流用できなかった点も不満でした。

ライブ翻訳は内容を理解できても会話のテンポが落ちる

映画や動画に加えて、近所に住む英語話者とも短い会話で試しました。私は簡単な英会話ならある程度理解できますが、翻訳内容はほぼ正確だと感じました。一方、翻訳を待つ時間があり、自然な会話のテンポにはなりませんでした。設定や詳しい使用感は、AirPodsのライブ翻訳レビューで紹介しています。

今からAirPods Pro 3を買う価値はある?

1年以上使った現在も、音質とノイキャンには満足しています。純正イヤーチップの痛みは交換で解決し、Mac・iPhone・iPad間の連携も日常的に役立っています。今買い直すとしても、私はAirPods Pro 3を選びます。

  • 音楽をしっかり聴きたい人、生活音を抑えて仕事や作業に集中したい人。
  • iPhone・Mac・iPadなどApple製品を複数使っている人。
  • 純正イヤーチップが合わない場合に、別のチップも試すつもりがある人。

一方、AirPods 5が耳にしっかりフィットし、Pro 3ほどの音質やノイキャンを必要としない人は、価格差を考えてAirPods 5を選ぶのもよいと思います。Apple製品中心ではない人や、イヤーチップを替えても装着感が改善しない人、他社製品の音質や機能を優先したい人には、無条件にはすすめません。AirPods 5との選び分けは、AirPods 5とPro 3の比較も参考にしてください。

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まとめ|1年以上使って、購入当初より満足している

AirPods Pro 3を発売日から約1年2か月使い、購入当初より音質とノイキャンを高く評価するようになりました。AirPods 5との聴き比べや、工事音・生活音のなかで使った経験が、その良さを改めて実感するきっかけになっています。

純正イヤーチップの痛みは購入直後に悩んだ点ですが、自分に合う交換用チップを見つけて長時間使えるようになりました。満足度は90点。残る装着感やケースの不満も踏まえたうえで、今買い直すとしてもPro 3を選びます。