デルのアンバサダープログラムのモニターに参加していて、今回はAlienware m15 R4をお借り出来る機会を頂けて、1ヶ月ほどガッツリと使い込むことが出来ましたので、実機での使用レビューをしたいと思います。所有している自作Windows PCもWindowsノートもゲームをプレイする(主にFinal Fantasy14)ことを考慮した構成にしているので、実際に普段使用している視点から、Alienware m15がどうなのか?を見ていきたいと思います!
目次
スペック
OS | Windows10 Home 64ビット |
CPU | 第10世代インテル Core i9-10980HK |
メモリー | 32GB DDR4 2933MHz |
ハードドライブ | 256GB PCIe M.2 SSD |
ビデオカード | NVIDIA GeForce RTX 3080 8GB GDDR6 |
ディスプレイ | 15.6インチ FHD(1920×1080) 300Hz 3ms 300nits 100% sRGB |
本体サイズ | 高さ:17.8~19.9mm 幅:360.3mm 奥行き:275.92mm |
重量(本体) | 約2.2kg |
重量(アダプタ) | 約970g |
外観について
排熱口までデザインされていて、Theゲーミングノートって感じのデザインがめちゃくちゃかっこいい。一眼でゲーミングノートって分かるデザインではあるんだけど、背面(天板)と電源ボタンのエイリアンマークやベース部分、キーボードが単色で光っているだけ(初期状態)で、下品に色々光るわけではなく、白がベースのカラーリングとも合わさって意外と落ち着いた印象でかっこいいです。
最近は壁に貼るオブジェクトでもヘキサゴンを連ねたデザインのものがあるけど、この模様ってなぜかゲーミングアイテムとの相性良いんですよね。ただの排熱口ではなくヘキサゴン模様にデザインにしたのがめちゃくちゃカッコいい。キーボード上部の見える部分だけではなく、底面の排熱口も同じデザインで統一されています。
最近は白いゲーミングギアも増えてきてて、僕も白いRazer BlackWidow Liteを使っているけど、PCケースやノートPC本体も白なのもめちゃくちゃカッコよくて好きです。黒のゲーミングPCもかっこいいんだけど、最近の白いデバイスって黄ばみとか汚れもつきづらくなってると思うので、選択肢として全然ありだと思います。
全体的な素材感としてはサラッとした感じ。プラスチック的な安っぽさは一切なし。アルミのような指紋が目立つような素材でもないので、個人的にはすごく良いなと思いました。
拡張ポートについて
背面にはHDMI 2.1b、mini DisplayPort 1.4、Thunderbolt 3、Alienware Graphics Amplifierポート、Power/DC-inポート
左面にはウェッジシェイプ ロック スロット、USB 3.2 Gen 1 Type-A、ギガビットLANポート、オーディオ入出力用
右面にはUSB 3.2 Gen 1 Type-A x 2、MicroSDカード リーダー
と、何にでも対応出来る盛りだくさんの拡張ポート類になっています。最近のゲーミングノートはなくなりつつある有線LANポートがあるのは嬉しいところ。Wi-Fi6で通信速度が速くなったとはいえ、安定度も信頼度も高い有線LANを使いたいので、USB経由の有線LANではなく本体にLANポートがあるのはめちゃくちゃ有難い。
ただ、欲を言えばLANポートは背面に欲しかったなと思いました。邪魔にならないと感じる人も多いとは思いますが、個人的には左手キーボードを必須で使うので、左側にLANケーブルが飛び出すのは少し邪魔かなと感じました。基本的に有線LANケーブルは挿しっぱなしになることが多い気がするので、背面にLANポートがある方がケーブル管理もスッキリするかなと思います。
確かにAlienwareに限らず、サイドにLANポートがあるノートPCは多いので設計上そうせざるを得ないのかもですが、ユーザー目線では、抜き挿ししやすく、PCを使用中に手が触れてしまう可能性があるサイドにLANポートがある利点があまりないと思うんですね。
同様の理由で常時接続しておくUSB-A機器のために背面にUSB-Aポートが1つくらいはあると嬉しかったなと感じました。例えば私はUSBオーディオインターフェースを使うので、これは背面にポートがある方がスッキリ接続出来るかなと。
あくまで拡張ドックを使わないという前提ですが、これだけ拡張ポートを本体に設けてあるということは、拡張ドックに頼る必要がない前提であって欲しいので少し厳しい意見にはなりましたが、1台で完結出来るほど拡張ポートには困ることはないと思います。
タッチパッドの感触がスマホっぽい…?
指との摩擦感が低いというかスライドしていても引っ掛かりがなく、よく滑って触り心地がすごく良いです。表面にガラスを使っているのか、感触はスマホの画面を触っているようなMacBook Proよりも気持ちいいくらいの感触。iPad用のMagic Keyboardのトラックパッドに少し似ているかもしれない。とにかく触り心地が好みです。
基本的にはゲーミングノートなのでマウスを使うことが多いと思うけど、トラックパッドがあるとPhotoshopなどのデザインソフトを使う時にも便利なので、欲を言えば縦にも横にももう少しサイズを大きくしてもらえると嬉しかったかなと思います。
キーボードは打ちやすい
テンキーがない設計なのもあって、キー1つのサイズが大きくタイピングがしやすいです。キーボードを使ってのゲームの操作(WASD移動など)もやりやすく感じました。元々テンキーは必要ない派なので、個人的には困ることはなかったですが、ノートPCとはいえストロークもそこそこあり、ブレも少ないので普段メカニカルキーボードを使っている私でもタイピング感は悪くないと思えました。ただ、当然キー配置は一般的なキーボードとは少し違うので打ち慣れる必要はあるかと思います。
底面の排熱について
底面は排熱口からエアフローを確保するために底面が少し浮くようになっています。
ここに空気の通り道が出来るかどうかだけでもかなり変わってくるので、これはありがたい仕様だと思います。ただ、ゲーミングノートはかなり熱を持ってデスクも熱くなってしまうので、私が本体のみで使うのであればノートパソコン用のスタンドを使ってもっと底面のエアフローを上げて余裕を持たせると思います。
個人的にはこういう軽いスタンドを出張先のホテルにも持って行っていて便利。最近はこういうスタンドも色々と販売されているけれど、本体側に角度を変えれるギミック的なスタンドが埋め込まれていると良いかもしれない。
ビジネスリュックへ入れてみた
お気に入りのビジネスリュックである、OPPOSETHIS Invisible CARRY-ON backpackへ。
普段はMacBook Proを入れたり、15インチゲーミングノートPCを入れているのですが、Alienware m15も余裕で入りました。15インチのノートPCが入るバッグであれば問題なく入ると思います。
ただ、RTX3080を積んでいるだけあってアダプターも大きく約970gとこれだけでちょっとしたノートPC1台分くらいの重さがあるしサイズもヘビー級なので、それなりに容量のあるバッグを使うのが良いと思います。
まとめ
とりあえず今回は外観について紹介させてもらいました。割と他と被らない個性的なゲーミングノートだと思います。実際に使ってみるまの印象としては、正直ちょっと派手すぎるというかゴテゴテしすぎてるかなと思っていたのですが、手元に届いて使ってみると意外すぎるくらい落ち着いた印象で、「あ、Windowsノートのメインマシンとして使うんだったらAlienwareアリだな」と思いました。