Homebrewを入れたのは随分前なのに、
「今なにを使っているのか分からない」と感じたことはありませんか。
必要だと思って入れたツールが、
今も本当に使われているのか判断できないまま放置されがちです。
この記事では、
Homebrewが現在どれくらい使われているかを確認する方法と、
調べることで見えてくる改善ポイントを整理します。
読み終える頃には、
環境を見直すべきか、そのままで良いかを判断できるようになります。
Homebrewが今どれくらい使われているかは一覧を見ると分かる
まずは、入っているパッケージを把握するだけで全体像が見えてきます。
Homebrewは便利な反面、
一度入れたパッケージを意識的に消さない限り残り続けます。
brew list を実行すると、
現在インストールされているパッケージが一覧で表示されます。
実際に確認してみると、
「こんなもの入れた記憶あったかな」という名前が並ぶことも珍しくありません。
私自身も久しぶりに一覧を見た際、
試しに入れただけのCLIツールが大量に残っていました。
まずは使っているかどうか以前に、
何が存在しているかを可視化することが重要です。
調べると何が良いのかは不要な常駐リスクを減らせる点にある
Homebrewの使用状況を調べる最大のメリットは、
不要な負荷やトラブルの芽を早めに摘める点です。
使っていないパッケージ自体は、
何もしなければ大きな問題を起こさないことも多いです。
しかし、
依存関係や自動更新が絡むと話は変わります。
以前、
使っていないツールの更新が原因で、
別のパッケージが動かなくなった経験がありました。
このような事態は、
構成を把握していない環境ほど起きやすくなります。
調べる行為そのものが、
環境を安定させる予防策になります。
実際に使っているかはインストール時期と用途で判断する
使っているかどうかは、
「最近使ったか」より「今の用途に必要か」で判断します。
開発スタックや作業内容は、
数年単位で大きく変わることが珍しくありません。
例えば、
以前はNode中心だったが、
今はDockerや別言語が主軸になっている場合です。
その場合、
当時必要だったパッケージは、
今の環境では役目を終えている可能性があります。
私は、
現在の作業内容を紙に書き出し、
それに必要なツールだけを残す方法を取っています。
用途基準で見直すと、
迷いなく判断できるようになります。
brew cleanupを行うと見えない不要データが減る
定期的な brew cleanup は、
環境を軽く保つうえでかなり効果があります。
古いバージョンのパッケージや、
使われなくなったキャッシュがまとめて削除されます。
見た目には変化がなくても、
ディスク容量や更新時間に差が出てきます。
以前、
cleanupを半年ぶりに実行したところ、
数GB単位の不要データが消えました。
その結果、
アップデート時の待ち時間が明らかに短くなりました。
定期的に実行するだけで、
環境のもたつきを防げます。
確認と整理は半年に一度が現実的な頻度
頻繁にやる必要はなく、
半年に一度くらいが無理なく続けられます。
開発環境は触りすぎると、
逆に不安定になることもあります。
そのため、
大掃除のような感覚で、
タイミングを決めて行うのがおすすめです。
私は、
OSアップデート前後を目安にしています。
このタイミングで見直すと、
不要なトラブルを避けやすくなります。
定期的な確認が、
結果的に安心して作業できる環境につながります。
まとめ:把握できているHomebrew環境はトラブルに強い
Homebrewがどれくらい使われているかを知ることは、
環境を軽くするためだけではありません。
・何が入っているか把握する
・今の用途に必要か判断する
・不要なものを整理する
この流れを一度経験しておくと、
環境トラブルへの耐性が大きく上がります。
次に取るべき行動はシンプルです。
まずは brew list を実行し、
見覚えのない名前を一つ確認してみてください。
