目次
本体と付属品
デザインはもう完全にBelkinのオマージュ。元のデザインがカッコいいので、これも中々カッコいいです。高級感があるわけではないですが、特に安っぽさも感じません。実物は見たことがないですが、写真で見る限りではBelkinのほうが高級感がありそうです。
充電部分の素材の質感は、iPhone側のMagsafe部分は表面が少しラバーのようなゴムっぽい質感で、磁力でくっつく際に傷がつきづらくしているのかな?という印象ですね。Apple Watch側はプラスチックそのものという感じです。まぁApple Watchとの接触部分はこれならWatch側に傷が付くことはないと思います。
これ1台でApple 3種の神器が全てワイヤレス充電出来るのでとにかく便利!もうマジで有線充電には戻れません。
また、充電部分の角度は本体側で変えることは出来ない(動くようなギミックは備わっていない)ですが、磁力でくっついているだけなので縦でも横でも充電できます。横置きフル画面でYoutubeを見ながら充電することも可能です。
本家にない機能としては、本体にLEDライトが内蔵されています。全面のタッチパネルで3段階に調光が可能。ただ、裏側だしそんなに明るいわけではないので役に立つのかは微妙なところ。
夜に部屋を真っ暗にしてLEDライトをつけてみたけど、やっぱり何の役に立つのかよく分からない程度の明かりでした。あまり期待しないほうが良いと思います。
付属品は英語と中国語で書かれた簡易なマニュアルが入っているだけで、アダプターは付属していないので別途用意する必要があります。
4台同時充電
iPhone(12以降のMagsafe対応機種)、Apple Watch、AirPods Pro(Qii充電)と3つ同時にワイヤレス充電が可能になっています。Qii充電はAirPods Proだけではなく、iPhoneや他のAndroidスマートフォンももちろん充電可能。背面にはUSB-A端子が1つあるので、有線でプラス1台充電出来るようになっています。試しにiPhone13 mini、Apple Watch6、AirPods Proの3台同時充電をおこなってみましたが、全く問題なく充電出来ました。
Magsafe charger | 5W / 7.5W / 10W | |
Apple Watch charger | 3W | |
Qii | AirPods | 2W |
スマートフォン | 5W / 7.5W / 10W / 15W | |
USBポート | 10W |
充電の出力はこのようになっています。Apple純正Magsafe充電器とBelkinのBOOST CHARGE PROともに最大15Wになっているので、Magsafe部分の出力は少し低いようですね。Qii充電のほうは15Wまで出るようになっています。
Input | PD/QC3.0/9V-4A/12V-2.5A |
9V/2A (One device) | |
9V/3A (Dual device) |
説明書での入力はこうなっていました。18WくらいあればiPhone1台とApple WatchやAirPodsくらいは問題ないと思いますが、2台以上のスマートフォン(iPhone)を同時に充電するのであれば30W程度あったほうが良さそうです。後述する充電テストではAnkerのAnker PowerPort Atom III 45W Slimを使いました。
Magsafe充電について
Apple純正のMagsafe充電器でも注意事項としてありましたが、ケースにはMagsafeの跡がつく可能性はあります。私の場合はケースではなくスキンシールですが薄く跡がつきました。跡が目立つような角度と光の当たり方で撮影したので、実際にはここまで目立つわけではないですが、レザーケースは同様の跡がつきそうな感じがします。
特に充電部分に凹凸があるわけでもないのですが、本体がくっついて落ちないほどの磁力があるので、特に接触する時に少しでも傾きがあるとその接触する部分の縁が当たって跡として残るようです。
ただ、iPhone本体に傷がつくような硬さはないので、裸族の人やシリコン系のケースは大丈夫だと思います。
ただ、この磁力で充電位置が固定されることによってQii充電よりも高速で効率の良い充電が出来るようになっていると思うので、速度を求める人であればMagsafeが良いですが、ケースに跡が残るのが嫌な人や、Magsafe非対応ケースを気に入っている人はQii充電器のほうが良いと思います。
触れないほどではなかったですが、2%からフル充電した際には本体がそこそこ熱を持ちました。あまり減っていない状態で頻繁に充電している時には熱で気になったことは無かったので、残量が少ない状態から高速で充電を行われる際には熱が結構出てるのだと思います。
iPhoneの充電速度を計測
充電テストには不足なく電力が供給出来るように、オーバースペックですがAnkerのPowerPort Atom III 45W Slimを使いました。
ギリギリまで使い切って、充電残り2%になったところからスタートします。10時7分充電開始。
iPhone13 miniは前日の朝9時頃に100%まで充電した状態から、途中の充電の補充は無しで次の日の朝に2%まで減りました。自分としてはこれでも普段よりかなり無理して使ったほうですが、ウェブ閲覧をしたり、ゲームは軽く、動画は見ないという一般的な使い方な感じです。バッテリー持ちの参考になれば!
1時間経過 / バッテリー残 66%
1時間で64%ほど充電出来ました。iPhone13 miniのバッテリー容量が小さいとは言え優秀なのではないでしょうか?
1時間半経過 / バッテリー残 84%
30分で18%分追加。これくらい充電があれば1日は持ちそうな気がします。
2時間経過 / バッテリー残 98%
2時間でほぼ充電完了という感じ。30分で14%追加。やはり少しずつペースは落ちていきますね。
2時間3分経過 / バッテリー残 100%
10時7分に2%から充電し始めて、12時10分に100%まで充電が完了しました。
Qiiだとこんなに早く充電出来ていなかったので、ワイヤレスで2時間ほどで満充電出来るのなら優秀な気がします。さすがMagsafe優秀ですね。10Wとはいえサードパーティ製でも十分使えそうです。もっと早い充電が必要な人は、純正Magsafe充電器かBelkinのBOOST CHARGE PROが良いと思います。
まとめ
直前までBelkinを買おうとしてたんですが、ちょっと試してみようと思って買ってみたら意外と良かったです。(品質と充電速度を重視するならBelkinを選びましょう)
Apple WatchもSeries7で高速充電対応になったので、今使っているSeries6を乗り換えるときにBelkinの充電ドックもApple Watch高速充電対応に変わっていたら買い換えようと思いますが、まぁまぁ気に入ったしそれまではこの子に頑張ってもらおうと思います。
ワイヤレス充電に慣れてしまうと快適すぎて、自宅ではiPhone11 Proの時からiPhoneとAirPodsに関しては、Lightningケーブルを使っての充電は一切しなくなってしまいました。ケーブルの端子の接触が悪くなってきて充電出来ない時があるから交換しなければという煩わしさも一切なくなり、とにかく充電が手軽になるのが一番良いポイントです。
次はiPadもMagsafe対応してくれることを心待ちに…
この記事が充電ドックを探している人の参考になれば幸いです!