7.1chバーチャルサラウンドをゲームに使うと2chステレオのヘッドホンとどれくらい違うのか、ワイヤレスだとラグはどれくらいあるのか、音によって何か変わるのか気になって買ってからしばらく使ってみたんだけど、思ってた以上に良かったというお話し。
目次
スペック
サイズ | 高さ:197mm 幅:189mm 奥行き:85mm |
重さ | 350g |
ドライバー | Pro-G 40mm |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
バッテリー駆動時間 | 15時間 |
ワイヤレス通信可能範囲 | 15m |
充電ポート | micro USB |
マイク指向性 | カーディオイド(単一指向性) |
要件 | Windows® 10、Windows 8.1、Windows 7またはOS X 10.11以降 7.1サラウンド サウンドはパソコンでのみ利用可能 |
装着感について
重さが350gなのは軽いほうではないと思うけど、頭部分のクッションと耳パッドの圧迫感のなさが軽く感じることにプラスになっているのかもしれないけど、付けていてそんなに重いと感じることはないです。
ワイヤレスなのでケーブルが無い分スッキリして軽く感じるのもあると思うけど、ケーブルが無いというのはとにかく楽です。
耳のクッションはサラッとしていてほとほどに柔らかく、長時間つけていても耳が痛くなることはありませんでした。その分、音漏れは少しあるので気になる人には向かないかもしれません。スポンジ系のクッションでレザー系の生地ではないので蒸れることもなく、夏場でも暑くてつけれられないということもありませんでした。
また、このイヤーパッドは取り外しが出来て丸洗い可能なので、清潔に使えるし汗かきの人にも良いかも。
充電について
バッテリー駆動時間は実際に15時間はもたないけどほとんど問題になったことはなくて、休日に朝からずっとゲームをしてた時に充電切れしたのが2〜3回あった程度。ただ、充電しながら使うことも出来るのでそんなに気になるほどでもありませんでした。
充電ポートはmicro USBなのが少し残念ですが、使っていない間は常にケーブルを挿して充電しているので、G533専用ケーブルと化しているからとりあえず問題は無い感じ。
機能について
ボリュームは左耳にダイヤルがついていて、これで調整することも出来て操作ミスをすることもなく便利です。
他にも1つボタンがあってデフォルトではマイクミュートになっていて、専用のソフトで再生・停止やその他機能、マクロまで割り当てることが可能だけど、マイクは仕舞えばミュートされるし、ボリューム以外で使うことがないので初期設定のまま使ってません。
音について
軽い音だなぁと思ったのが一番最初に音を聞いた時の印象でした。Youtubeで動画を見るような使い方ならそんなに気にはならないんだけど、音楽を聞くにはあまり向かないヘッドホンだと思います。全体的に音が軽くて物足りない感じ。
ただこれがゲームになるとちょうど良くて、FF14のようなMMOだと街のざわつきだったり、フィールドでの環境音が自然に聞こえるような印象。FF14がネイディブ5.1ch対応しているから余計に臨場感が凄くて、ヘッドホンなのにあちこちから音が聞こえてくるように感じます。コンテンツで戦闘中にも音の方向がハッキリ分かるくらいで、ギミックによっては音で逃げる方向が判断付くくらい。通常のステレオヘッドホンでも左右の判断は付くけど、より3次元的に音源の判断がつくような印象。
ステレオヘッドホンだとやっぱり頭の中で音が鳴ってて、音に色をつけすぎていてちょっと重いなっていう感覚なんだけど、G533を使うとディスプレイからの視覚と聴覚の広がりがすごく心地良い感じ。
MMOの世界観に浸るのであれば、高価なステレオヘッドホンよりも全然良いと思います。
ワイヤレスによる音のラグは全く感じませんでした。
マイクについて
機能的にはマイクを出せばオンになって、収納すればミュートされるので凄く便利。伸ばすことも出来て少し曲げれるので口元近くまで持ってくる事が可能です。
ただ、ワイヤレスなのもあって音質が良くはないです。
これは僕の購入した個体が良くなかったのかもしれないけど、とにかく入力レベルが低くてかなり大声で話さないと相手に聞こえないくらい。
夜中のVCだとそんなに大きな声では話せないので、VST HOSTでコンプレッサーを導入して出力レベルを上げて、増えてしまったノイズをノイズキャンセルプラグインで消すという使い方をしてます。
たまたまこういう個体に当たっただけかもしれないけど、ここはネイディブでノイズも少なく普通に話せる程度のゲインがあれば良かったのにと思った点でした。
まとめ
1万円程度でお手軽なゲーミングヘッドセットだと思うんですが、使ってみたら凄く良かったです。FF14をプレイするときは必ずこれを使うくらい。
ただ、前述したとおり音楽を聞くことに関しては音が軽すぎて物足りないので、音質にこだわる人は使い分けたほうが良いかも。
音でゲームの世界観が変わるので、ぜひ体験してみてください!