前回に引き続き、デルのアンバサダープログラムでお借りしたAlienware m15 R4のベンチマークや、ゲームに使ったレビューをお届け致します。
目次
スペック
前回のおさらいでスペックをもう一度。
OS | Windows10 Home 64ビット |
CPU | 第10世代インテル Core i9-10980HK |
メモリー | 32GB DDR4 2933MHz |
ハードドライブ | 256GB PCIe M.2 SSD |
ビデオカード | NVIDIA GeForce RTX 3080 8GB GDDR6 |
ディスプレイ | 15.6インチ FHD(1920×1080) 300Hz 3ms 300nits 100% sRGB |
本体サイズ | 高さ:17.8~19.9mm 幅:360.3mm 奥行き:275.92mm |
重量(本体) | 約2.2kg |
重量(アダプタ) | 約970g |
ベンチマークテスト
FInal Fantasy14 暁月の終焉 ベンチマーク
11月に発売されるFF14の新バージョン暁月の終焉のベンチマークを使用しました。
- 1920 × 1080 ピクセル
- 最高品質
- 仮想フルスクリーンモード
ベンチマークは上記の設定で行っています。
ベンチマークのムービー中、終始ヌルヌルでスコアは圧巻の20885。これなら新パッチのアーリーアクセスでもレアモブ討伐でも余裕でしょう。さすがです。
ちなみに、僕が所有しているGALLERIAのGR1650TGF-Tの同じ条件下でのベンチマークは
9985でした。サブ機なので最高品質で遊べなくても良いし困ってることもなく不満はないんですが、倍以上のスコアが出るとさすがに羨ましい…
CrystalDiskMark
M.2 SSDのベンチマークテストにはCrystalDiscMarkを利用しました。
これはまぁ標準的な数値でしょうか。良くも悪くもなくといった結果。もっと高速なSSDはあるけれど体感出来るほどの差があるわけではないし、RTX3080の発熱が大きいので、あまり高速なSSDは搭載していないのかもしれません。ゲーミングPCとして使用するには十分だと思います。
RTX3080+300Hzディスプレイのパワーは絶大
ノートPCとは言えさすがRTX3080。FF14やAPEX程度はめちゃくちゃヌルヌル動きます。ディスプレイのリフレッシュレートが300Hzなのもあって、ぱっと見で「あ、全然違う」と分かるくらい。
普段は自作PC+ASUS VG259Qの144Hzディスプレイを使っているので、全く不満無くヌルヌル動いていますが、それ以上にヌルヌル動いているのが一見で解りました。300Hzすごいかも。
ゲーミングモニターでもかなり高速な部類のディスプレイですが、高速なだけではなく表示もすごい綺麗です。
Youtubeを見ていても画質がすごく良くて、フルHDディスプレイだけど色の調整が良いのか4Kディスプレイを見ているような感覚になるくらい綺麗だと感じました。
視野角もすごく広くて、横から見ても特に違和感がありません。
ただ、自宅でゲームをするという用途としては、いくら綺麗で高リフレッシュレートなディスプレイとはいえ15インチなので、24インチ環境に慣れているとさすがに長時間のプレイは疲れてきます。
設置場所があるのであれば外部ディスプレイに出力したいかも。いつでも持ち出せるゲーミングPCという用途であれば最強すぎます。
ファンの音はうるさめ
アイドル状態でも少しファンは回っているようですが、HDDのカリカリ音よりも静かな程度の音。軽いブラウジング程度であればあまりファンの回転数が上がることはありませんでしたが、Youtubeで動画を見ているときは少しだけファンの回転数が上がりました。ただ、この程度であれば気になるほどの音量ではなかったです。
ゲームを起動するなど、GPUに負荷がかかるアプリケーションを動かすとファンはすぐ高速で動き出して、それなりにうるさいです。(RTX3080なので当然)Alienwareに限ったことでは無いですが、こればっかりは本体の体積が小さいゲーミングノートではしょうがないですね。
自作PCに比べるとファンも小型の物になってしまっているはずなので、音は少し高音で静かな部類の音質ではないので、ゲームをする時にはヘッドセットを使うほうが快適かも。
ゲームをプレイしてみた感想
実際にDiscordで会話をしながらFF14でエデン零式に行ってみたり、APEXをプレイしたりと普段通り使ってみましたが、やっぱりマシンパワーには何の不満もなく快適そのもの。
プレイ中は流石にかなりファンも回っていましたが、VCの邪魔になるほどではなかったようです。プレイ音はYAMAHA AG03経由でイヤモニを使っていたので、全く気になりませんでした。
ただ、発熱はそれなりにあるので、自宅環境でこのクラスのゲーミングノートPCを使うのであれば、本体はノートPCスタンドに設置して外部キーボードを使うのが良いと思います。
ホームポジションはほんのり熱い程度でそんなに気にならなかったので、WASD移動も問題はなかったですが、キーボード上の排熱口からかなり熱い空気が出てくるので夏場は単純に暑くなるかも。(逆に冬は暖かいかも?)
個人的にこのPCを使い続けるのであれば、やはり外部ディスプレイに接続して、USBドック(もしくはハブで済ませるかも)にゲーミングキーボード&マウス、USBオーディオインターフェイスを接続して、ノートPC本体は外部ディスプレイ横にスタンドで設置してサブディスプレイとしても利用という形で運用すると思います。
本体に拡張ポートが色々あるのはもちろん便利でありがたいし、ポートの数は足りるのですが、自宅で使うことを考えた時にはどうしても周辺機器が多くなってしまい、サイドにしかないUSB-Aポートに全てが刺さっていると邪魔だし、せっかくかっこいい本体なのに見た目がスマートではなくなりすぎるんですよね。
USBドックに繋いでいれば、出かける時にささっとケーブルを1本外してそのまま持っていくというスタイルになるので、めちゃくちゃ便利だと思います。
まとめ
1ヶ月ほど利用させてもらいましたが、やっぱりハイパワーマシンは快適ですね。何をプレイしていても全くストレスがありませんでした。
ただやはりそれなりのお値段になってしまうのが一番のネックでしょうか…。今持っているゲーミングノートはサブ機というポジションでは気に入っているので全く不満はなかったけど、もう少しハイスペックのものが欲しい…と思ってしまいました。
ということで、次回はGALLERIAのGR1650TGF-Tとの比較をしてみたいと思います!