※この記事は2020年11月時点の構成を元にしています。現在はUSB切替器を変更して運用しています。
(変更後の構成記事も後日追記予定です)
はじめに
結論:USBオーディオインターフェイス(AG03)にスピーカー/マイクを集約し、PC側はUSB切替器で Mac⇔Windows を切り替えると、配線の抜き差しなしで1セットの音声環境を共有できます。
この方法で必要なもの
- USBオーディオインターフェイス(例:YAMAHA AG03)
- USB切替器(PCを切り替える用)
- スピーカー/ヘッドホン/マイク(手持ちのものでOK)
- USBケーブル(AG03用のUSB-Bなど、環境に合わせて)
MacとWindowsを併用していると、
- スピーカーを切り替えるのが面倒
- マイクを挿し替えるのが手間
- 会議やVCのたびに設定を変えるのがストレス
といった悩みが出てきます。
そこで今回は、
スピーカー1セット・マイク1本をMacとWindowsで共有する方法を、
実際に運用していた構成を元に紹介します。
私の環境は
- 自作Windows PC
- MacBook Pro
ですが、
Windows2台/Mac2台といった構成でも考え方は同じです。
USBオーディオインターフェイスでスピーカーとマイクをMac/Windowsで共有する

スピーカー・有線ヘッドホン(イヤホン)・有線マイクを共有するために、
まずUSBオーディオインターフェイスを導入しました。
理想としては、
• USB入力が2系統あり
• 本体側で切り替えられる
オーディオインターフェイスがあれば一番シンプルですが、
当時は該当する機種がほとんどなく、在庫状況もかなり不安定でした。
その中でたまたま入手できたのが YAMAHA AG03 です。
配信目的ではありませんでしたが、
• 音量調整が物理ノブで即操作できる
• ヘッドホンとイヤホンを簡単に挿し替えられる
• マイク入力も安定している
という点で、結果的に非常に使いやすい構成になりました。
MacとWindowsのどちらからでも同じ音声環境で使えるように、USBオーディオインターフェイスとしてYAMAHA AG03を使っていました。
USB切替器でMac/Windowsを切り替える(AG03を共有)

AG03には
- MacBook Pro
- Windows PC
の2台からUSB接続します。
最初は、
- 両方のUSBケーブルを背面まで引き回し
- 使用するPCに手動で挿し替える
という運用をしていました。
1日に1〜2回程度とはいえ、
毎回ケーブルを触るのは地味に面倒です。
そこで導入したのが USB切替器 です。
MacとWindowsをボタン1つで切り替えられるように、USB切替器を挟んで運用していました。
USB切替器の配線図(Mac/Windowsで音声を共有する接続例)

接続の全体像(テキスト配線図)
Windows PC ─┐
├─(USB切替器)─ AG03 ─ スピーカー/ヘッドホン
MacBook Pro ─┘ └─ マイク使用していたUSB切替器は、
- 入力:USB-B ×2
- 出力:USB-A ×1
- ボタンで接続先を物理的に切り替える
という非常にシンプルなものです。
背面に端子がまとまっており、
フロントには切替ボタンのみという構成でした。
配線は以下の通りです。
- USB① → Windows PC
- USB② → MacBook Pro(USB-Cドック経由)
- 出力USB-A → YAMAHA AG03
スイッチを切り替えるだけで、
- WindowsとAG03を接続
- MacとAG03を接続
を瞬時に切り替えられます。
切替時のトラブルについて
USB切替器は内部で物理的に接続先を切り替えているだけの構造だと思われます。
Windows側では
VoiceMeeter Banana をソフトウェアミキサーとして使用していましたが、
USB切替器で突然切り替えてもエラーが出ることはありませんでした。
理屈としては、出力側にUSBハブを接続すればマウスやキーボードも共有できる可能性があります(※未検証。相性によっては動作しない場合があります)。
Mac / Windows側の音声設定(最低限ここだけ)
配線が正しくても、OS側の音声設定が合っていないと音が出なかったり、マイクが認識されないことがあります。最低限、以下の設定だけ確認しておくと安定します。
Windows側の設定
- 「サウンド設定」で 出力デバイス を YAMAHA AG03(または VoiceMeeter)に設定
- 「入力デバイス」も同様に AG03(または VoiceMeeter)を選択
- ZoomやVCツール側でも、マイク/スピーカーにAG03が選ばれているか確認
Mac側の設定
- 「システム設定(またはシステム環境設定)→ サウンド」で 出力 を YAMAHA AG03 に設定
- 「入力」も YAMAHA AG03 を選択
- Zoomなどのアプリ側でも、音声デバイスがAG03になっているか確認
USB切替器でMac/Windowsを切り替えた直後は、一度音声デバイスが自動で切り替わらない場合があるため、ここだけチェックするとほぼ解決します。
OS側の設定は、基本的には直結する時と同じです。
MacとWindowsで音声環境を共通化して良かった点
マイクについても、USBオーディオインターフェイスに接続することで、MacとWindowsのどちらでも同じマイクを使い回せるようになりました。
この構成にしたことで、
- 動画視聴
- ゲーム + VC
- Zoomなどのオンライン会議
を Mac / Windowsどちらからでも同じ音質・同じマイク環境 で行えるようになりました。
OSを切り替えたことで
- 音質が変わる
- マイクの聞こえ方が変わる
といったことがなくなり、
環境差のストレスがほぼ無くなったのは大きなメリットです。
よくある質問
USB切替器で切り替えた後、音が出ないことがあります
多くの場合、OS側またはアプリ側の音声デバイスが自動で切り替わっていないのが原因です。サウンド設定で出力・入力がAG03になっているかを確認してください。
ZoomやVCツールは毎回設定し直す必要がありますか?
基本的には不要ですが、USB切替器でPCを切り替えた直後は、アプリ側で別のデバイスが選ばれることがあります。音が出ない場合のみ確認すれば問題ありません。
USB切替器はUSB2.0でも問題ありませんか?
オーディオ用途であればUSB2.0でも帯域は十分です。安価な切替器でも、物理的に切り替えるタイプであれば問題なく使えるケースが多いです。
切替時にノイズやクリック音が出ることはありますか?
切替操作の瞬間に小さなノイズが入ることはありますが、常時ノイズが出続けることはありません。気になる場合は、音量を下げてから切り替えると安心です。
AG03(USBオーディオインターフェイス)が認識されない/一覧に出ません
USB切替器の切替状態を確認し、いったんAG03側のUSBを抜き差しして再接続すると認識することがあります。また、別のUSBポートに差し替える/USBハブ経由をやめて直結することで改善するケースもあります。
まとめ
USBオーディオインターフェイスとUSB切替器を組み合わせることで、
スピーカーとマイクをMacとWindowsで簡単に共有できるようになりました。
- 機材を2セット用意する必要がない
- 配線の抜き差しが不要
- 切替はボタン1つ
という点で、
MacとWindowsを併用している人にはおすすめできる構成です。
同じように
- Windowsを複数台
- Macを複数台
使い分けている場合でも応用できるので、
音声環境の共有で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
