AirPods Pro 3と無印AirPodsは、以前なら「ノイズキャンセリングが必要ならPro、必要なければ無印」と比較しやすい製品でした。

しかし、現在のAirPods 5は通常モデルを含めてアクティブノイズキャンセリングに対応しています。

そのため、今は単純にノイキャンの有無だけで選ぶことはできません。

実際にAirPods 5とAirPods Pro 3の両方を使ってみると、ノイズキャンセリングや音質ではPro 3のほうが上ですが、AirPods 5も想像以上に完成度が高く、仕事中やYouTubeなど普段使いではむしろ快適に感じる場面もありました。

この記事では、現在のAirPods 5とAirPods Pro 3を、ノイズキャンセリング・装着感・音質・価格・バッテリー・Apple製品との連携から比較し、どちらを選ぶと後悔しにくいのか整理します。

AirPods 5とAirPods Pro 3の違いを先に比較

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較
比較項目AirPods 5AirPods Pro 3
装着方式オープンイヤー型カナル型
ノイズキャンセリング対応対応・より強力
装着感圧迫感が少なく楽密閉感はあるが安定しやすい
音質普段使いなら十分明瞭さ・低音・解像感で上
ANCオン時の連続再生最大4時間
ワイヤレス充電ケース付きは最大5時間
最大8時間
価格23,800円
ワイヤレス充電ケース付き27,800円
42,800円

性能だけを比較すればAirPods Pro 3のほうが上です。

ただし、AirPods 5には「耳への圧迫感が少なく、気軽につけやすい」というPro 3とは違う魅力があります。

個人的には、仕事中やながら聴き、YouTubeならAirPods 5。音楽や映画、飛行機など長時間移動ではAirPods Pro 3という使い分けになっています。

現在のAirPods 5は2モデルともノイズキャンセリング対応

まず整理しておきたいのが、現行AirPods 5のラインナップです。

現在のAirPods 5は、23,800円の通常モデルと、27,800円のワイヤレス充電ケース付きモデルがあります。

どちらもアクティブノイズキャンセリング、適応型オーディオ、外部音取り込みなどに対応しています。

大きな違いは、ワイヤレス充電ケース付きモデルでは軸をスワイプして音量調整ができること、Apple Watch充電器やQi充電器によるワイヤレス充電に対応すること、バッテリー駆動時間が長いことです。

同じQi2充電器で使ったときのMagSafe吸着や位置合わせの違いは、AirPods 5のQi2充電実体験で紹介しています。

そのため現在は、「無印AirPods=ノイキャンなし」という考え方ではなくなっています。

ノイズキャンセリングを最重視するならPro 3が有利

ノイズキャンセル、音質ともに性能で選びたいのであればAirpods Pro 3が最善の選択となる

ノイズキャンセリング性能を最優先するなら、AirPods Pro 3のほうが優れています。

実際にAirPods 5と使い比べても、ノイズキャンセリングの効きはAirPods Pro 3のほうが上だと感じます。

ただし、AirPods 5が大きく劣る印象はありません。

耳を密閉しないオープンイヤー型であることを考えると、個人的には普段使いならPro 3と比べても遜色ないと思えるくらい、しっかり効いています。

以前なら「ノイキャンが欲しいならPro」と考えていましたが、AirPods 5を実際に使った今は少し考えが変わりました。

少しでも強いノイキャンを求めるならPro 3。仕事中や自宅で周囲の環境音を抑えたい用途ならAirPods 5でも十分。

というのが現在の印象です。

AirPods 5で実際にどんな音が消えやすかったのか、ノイキャン時の圧迫感や外音取り込みの使用感については、「AirPods 5レビュー|Pro 3と使い比べて分かった装着感・ノイキャン・音質の違い」で詳しくまとめています。

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装着感を優先するならAirPods 5はかなり魅力的

AirPods 5とAirPods Pro 3を使い比べて、大きな違いだと感じたのが装着感です。

AirPods Pro 3はカナル型なので、イヤーチップで耳を密閉します。

現在は自分に合うイヤーチップへ交換しているため痛みはありませんが、外したときには「耳が解放された」という感覚があります。

AirPods 5はこの圧迫感がかなり少なく、半日ほど仕事をしながら使っても、耳が痛くなったり疲れて外したくなったりすることはありませんでした。

仕事中や自宅で長時間装着するなら、AirPods 5の楽さは大きなメリットです。

一方、AirPods 5はイヤーチップで固定しないため、耳の形との相性が出やすい点には注意が必要です。

自分も最初は左耳の安定感が気になりましたが、装着位置を調整するとかなり改善しました。フィット感については、可能であれば実際につけて確認するのが一番確実です。

音質を重視するならAirPods Pro 3

Airpods Pro 3とiPhone16
音質だけを最優先にするならAirPods以外にも選択肢はあるが、AirPods同士で比べるならPro 3のほうが上。

音質についてはAirPods Pro 3のほうが良いと感じます。

AirPods 5と聴き比べると、高音の明瞭さ、低音の迫力、全体の解像感、人の声の明瞭さでPro 3のほうが上です。

映画でもPro 3のほうがセリフの定位が良く、人物の声がよりリアルに感じます。

一方、AirPods 5が音質の悪いイヤホンだとは思いません。

両方を交互に聴くから違いが分かる部分も大きく、YouTubeや仕事中のながら聴きならAirPods 5でも十分です。

また、音楽の音質だけを最優先するのであれば、そもそもAirPodsに限定する必要もありません。

AirPodsの強みは、音質だけではなくApple製品との連携も含めた使いやすさです。

価格差は15,000円|AirPods 5で十分な人も多い

iPhoneとiPad Airを同時に使用していても音が出る端末をAirpods Pro 3が自動的に選択して切り替わる
Apple製品間の自動切り替えはAirPods 5でもAirPods Pro 3でも大きな魅力。

AirPods 5は23,800円、ワイヤレス充電ケース付きモデルは27,800円です。

AirPods Pro 3は42,800円なので、ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5と比べても15,000円の差があります。

以前は「ノイキャンまで欲しいならProを買ったほうが後悔しにくい」と考えやすかったのですが、AirPods 5ではこの判断も変わりました。

AirPods 5でもノイズキャンセリングは十分実用的で、Apple製品との自動切り替えも利用できます。

そのため、音質や強いノイキャン、長時間連続使用まで求めないのであれば、AirPods 5で十分な人はかなり多いと思います。

逆に15,000円の差を払ってでも、音質・ノイキャン・装着時の安定感・連続再生時間を重視したいならAirPods Pro 3を選ぶ価値があります。

長時間連続で使うならAirPods Pro 3が有利

装着感だけならAirPods 5のほうが楽ですが、バッテリーの連続再生時間はAirPods Pro 3が有利です。

AirPods 5は、アクティブノイズキャンセリングをONにした状態で最大4時間。ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5は最大5時間です。

AirPods Pro 3は同じ条件で最大8時間使えます。

普段の仕事中のように途中でケースへ戻す使い方ならAirPods 5でも困りにくいですが、飛行機や長時間移動で何時間も連続して使うならPro 3のほうが安心です。

Apple製品との連携目的ならAirPods 5でも十分

AirPodsの大きなメリットのひとつが、iPhone、iPad、MacなどApple製品との連携です。

複数のApple製品を使っていると、基本的には何も操作しなくても、使用しているデバイス側へAirPodsが自動で切り替わってくれます。

この使いやすさはAirPods Pro 3だけのものではなく、AirPods 5でも同じように活用できます。

そのため、Appleエコシステムの便利さを使いたいことが一番の目的なら、AirPods Pro 3まで必要とは限りません。

逆にiPhoneしか使っていないのであれば、他メーカーのワイヤレスイヤホンまで含めて比較してもいいと思います。

AirPods 5とAirPods Pro 3は結局どっちを選ぶ?

AirPods 5とAirPods Pro 3との比較
性能だけならPro 3。ただし、AirPods 5の楽な装着感も大きな魅力。

現在のAirPods 5とAirPods Pro 3を比べると、自分なら次のように選びます。

重視することおすすめ
仕事中・ながら聴きAirPods 5
YouTube・自宅で気軽に使うAirPods 5
圧迫感の少なさAirPods 5
価格を抑えたいAirPods 5
音楽をしっかり聴くAirPods Pro 3
映画の定位や迫力AirPods Pro 3
ノイズキャンセリング性能を最優先AirPods Pro 3
飛行機・長時間移動AirPods Pro 3

AirPods Pro 3のほうが高性能だからといって、全員にPro 3が必要なわけではありません。

音質や映画、長時間移動ではPro 3を選びたいですが、仕事中のながら聴きやYouTubeでは、圧迫感の少ないAirPods 5のほうが使いやすいと感じることもあります。

AirPods 5は、AirPods Pro 3の単純な下位モデルというより、快適さを重視した別の選択肢として考えるほうが分かりやすいと思います。

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まとめ|性能だけでなく使い方で選ぶ

以前はAirPodsとAirPods Proの違いを「ノイズキャンセリングが必要かどうか」で判断しやすい部分がありました。

しかしAirPods 5では、通常モデルを含めてノイズキャンセリングに対応しています。

そのため現在は、次のように考えるほうが選びやすいです。

  • 圧迫感の少なさ・普段使い・価格を重視するならAirPods 5
  • 音質・映画・強いノイキャン・長時間利用を重視するならAirPods Pro 3

AirPods 5は想像以上にノイズキャンセリングが効き、音質も普段使いには十分です。

一方、AirPods Pro 3は音質や定位、ノイズキャンセリング、長時間利用でやはり上位モデルらしい強さがあります。

どちらが上かだけで決めるのではなく、自分がどこで、何を聴き、どれくらい長く使うのかで選ぶのが、今のAirPodsでは一番後悔しにくいと思います。