ショートカットを使えば速くなると分かっていても、指が追いつかない。
そんな違和感を感じたことが、左手デバイスを意識し始めたきっかけでした。
この記事では、左手キーボード・左手デバイスを実際に使ってきた経験から、それぞれの特徴と向き不向きを整理します。
導入すべきかどうか、そしてどのタイプを選ぶべきかが見えてきます。
左手キーボード・左手デバイスの役割は右手を解放すること
左手デバイスの本質は、右手マウス操作を止めない点にあります。
左手キーボードや左手デバイスと呼ばれますが、共通点は右手でマウス、左手で操作する前提です。
頻繁に使う操作や、覚えづらいショートカットを登録しておくと効果が出ます。
実際、コピーやレイヤー操作を毎回キーボードで探していた頃と比べると、作業の流れが途切れにくくなりました。
この小さな差が、積み重なると大きな時短になります。
タッチパネル式は視覚的に分かりやすい
タッチパネル式の強みは、登録内容を見て判断できる点です。
ボタンが液晶になっており、機能ごとに表示を変えられるタイプがあります。
代表的な例としてはLoupedeckやElgato Stream Deckがあります。
どこに何を割り当てたか一目で分かるため、設定を増やしても迷いにくいです。
ただし、指を置き続ける操作にはあまり向いていないと感じました。
キーボード式は慣れるほど真価を発揮する
キーボード式は、使い込むほど操作が体に染み込みます。
物理キーなので、慣れればタッチタイピングのような感覚で使えます。
長時間同じ操作を繰り返す作業には、こちらの方が安定します。
一方で、登録内容が増えるほど記憶負担が増えます。
実際、しばらく使わなかった機能を完全に忘れていたこともありました。
タッチパネル式が向かない作業もある
タッチパネル式は万能ではありません。
常に指を置いておきたい操作や、押し続ける動作には不向きです。
作業中に毎回目線を落とす必要がある場面もあります。
例えば、ブラシサイズを頻繁に変えるような作業では、物理キーの方が楽でした。
視覚的な分かりやすさと引き換えに、操作感は選びます。
Magic Trackpadも立派な左手デバイスになる
専用機材でなくても、左手デバイスは成立します。
使い方次第ではMagic Trackpadも非常に優秀です。
ジェスチャー操作を割り当てれば、直感的な操作が可能になります。
実際、ウィンドウ切り替えやズーム操作は、専用デバイスより快適でした。
すでに持っているなら、試さない理由はありません。
Windowsならゲーミング左手キーボードも選択肢
Windows環境では、ゲーミング向け製品も有力です。
元々はゲーム用途ですが、キー配置やカスタマイズ性が高いです。
作業用として使っている人も少なくありません。
ショートカット中心の作業なら、コストパフォーマンスは高めです。
用途を限定すれば、十分に実用的だと感じています。
まとめ｜左手デバイスで判断できるようになること
この記事を読むことで、左手キーボードや左手デバイスが自分に必要かどうかを判断できます。
また、タッチパネル式とキーボード式のどちらが合うかも見えてきます。
次に取るべき行動は、まず自分の作業内容を書き出すことです。
その上で、どの操作を左手に任せたいか考えると、選択肢は自然に絞れます。