UGREENの40Gbps SSDケースを購入し、SPD SP300-1TNV3 1TBを搭載してM4 Mac miniで使っています。AmorphousDiskMarkのSEQ1M QD8ではRead 3,278.33MB/sを記録。以前の10Gbpsドック使用時より読み込みは速くなりましたが、測定時期や接続環境、SSDの状態が異なるため、比較は参考値です。

取り付けは付属ドライバーで3分もかからず簡単でした。ケース単体なので別のMacなどでも使い回しやすい点が魅力です。一方、ベンチマーク後は本体がかなり熱く、付属ケーブルも約30cmと短めです。40Gbpsの速度や複数端末での使い回しが必要な人には候補ですが、すでに10Gbpsドックの速度で困っていない人にまで必要な製品ではありません。

今回購入したのはファンレスの40Gbpsモデル

UGREEN M.2 SSD 外付けケース

今回購入したのは、「UGREEN M.2 SSD 外付けケース 40Gbps」です。冷却ファンを搭載した別モデルではなく、ファンレスモデルです。

購入品はUSB4 40Gbps対応で、Thunderbolt 3/4と互換性があり、アルミ製の両面ヒートシンクと両面放熱フィンを備えます。M.2 NVMe SSDの2230〜2280に対応し、最大8TBまで搭載できます。UGREENの公式製品ページにも40Gbps対応とファンレスの両面放熱構造が掲載されています。以下の測定値はSPD SP300-1TNV3とM4 Mac miniを組み合わせた実測で、ケース単体の上限速度を示すものではありません。

今回の購入価格は、セール時の7,397円(税込、38%オフ)でした。これは購入時の価格であり、現在の販売価格を示すものではありません。

高速安定 SSD ケース 無ファン放熱 Thunderbolt4/USB4 対応 8TB対応

SSDの取り付けは簡単。付属ドライバーで固定できる

UGREEN M.2 SSD 外付けケース

SSDをケース内のM.2スロットに差し込み、小さなネジで固定します。ネジを使うため工具不要ではありませんが、精密ドライバーが付属しているので別途購入する必要はありませんでした。取り付けは3分もかからず、作業は簡単です。

ケースにはSPD SP300-1TNV3の1TBモデルを搭載しました。このSSDは以前、Mac mini専用ドックに内蔵して使っていたものです。ドックから取り出して今回のケースへ移し、M4 Mac mini背面のThunderboltポートに付属ケーブルで直接接続しています。別売りケーブルやハブは挟んでいません。

M4 Mac miniで読み込み3,200MB/s超を記録

Blackmagic Disk Speed Testでは、読み込み2,881.2MB/s、書き込み1,446.1MB/sでした。

Blackmagic Disk Speed TestでSPD SP300のRead 2,881.2MB/s、Write 1,446.1MB/sを表示

AmorphousDiskMarkでは、テストサイズを1GiBと16GiBに変えて測定しました。主なシーケンシャル結果は次のとおりです。

AmorphousDiskMark 1GiBでSPD SP300を測定した結果
テストReadWrite
1GiB SEQ1M QD83,278.33 MB/s1,372.19 MB/s
1GiB SEQ1M QD12,539.44 MB/s1,328.55 MB/s
16GiB SEQ1M QD83,272.72 MB/s1,282.71 MB/s
16GiB SEQ1M QD12,498.48 MB/s1,323.76 MB/s

1GiBから16GiBへテストサイズを増やしても、今回の測定ではシーケンシャル読み込みにほとんど変化がなく、QD8の書き込みも約1,370MB/sから約1,280MB/sへの変化にとどまりました。ただし、長時間の連続書き込みやSSDのキャッシュが切れた後の速度までは測っていません。この結果だけで長時間運用時の速度を保証することはできません。

4Kランダムアクセスの結果も記録しておきます。1GiBテストではRND4K QD64がRead 847.21 / Write 183.52MB/s、QD1がRead 62.08 / Write 28.81MB/sでした。16GiBテストではQD64がRead 759.42 / Write 223.42MB/s、QD1がRead 51.17 / Write 28.62MB/sです。

AmorphousDiskMark 16GiBでSPD SP300を測定した結果

Mac mini内蔵SSDとの参考比較

同じM4 Mac miniの内蔵SSDでも1GiBで測定したところ、SEQ1M QD8はRead 3,313.42 / Write 3,080.58MB/sでした。外付けケースの読み込みは内蔵SSDに近い数値ですが、書き込みには大きな差があります。そのため「内蔵SSDと同じ性能」とは言えません。

AmorphousDiskMark 1GiBでM4 Mac mini内蔵SSDを測定した結果

また、今回の外付けケースの測定値は、ケースだけで決まるものではありません。搭載したSPD SP300自体の書き込み性能なども影響し得るため、書き込みの差をケース側の上限と断定することもできません。内蔵SSDと外付けSSDでは使用率も異なり、これは同一条件の比較試験ではなく参考値です。

同じSPD SP300-1TNV3を以前の10Gbpsドックと今回のケースで使ったときの、AmorphousDiskMark SEQ1M QD8の結果を比べます。

測定環境読み込み書き込み
10Gbpsドック967.14 MB/s1,006.12 MB/s
UGREEN 40Gbpsケース3,278.33 MB/s1,372.19 MB/s

数値上、読み込みは約3.4倍、書き込みは約1.4倍です。同じSSDを使っていますが、測定時期と接続環境が異なるため、完全な同条件比較ではありません。使用率などSSDの状態による影響も考えられるので、倍率は参考値として見てください。ドックのポート構成や使い勝手はMac mini M4のドッキングステーションレビューで紹介しています。

ベンチマーク後の発熱は気になる

UGREEN M.2 SSD 外付けケース

ファンレスなので動作音はありませんが、ベンチマーク後はケースがかなり熱くなりました。触れないほどではないものの、しばらく手に持つと「熱い」と感じ、ほんのり温かい程度ではありません。本体は両面放熱フィンを備え、Mac miniの横に縦置きする予定です。ただし、温度の数値測定や縦置きによる冷却効果の比較はしていません。熱による速度低下も未確認です。

約30cmの付属ケーブルは近くに置く人向け

UGREEN M.2 SSD 外付けケースとMac mini

付属するUSB-Cケーブルは約30cmです。Mac miniのすぐ横に設置するなら、ケーブルが余りにくく扱いやすい長さでした。Mac本体から離れた場所へ置きたい場合は短く感じると思います。

ケーブルを買い足す場合は、40Gbps接続に対応した製品か仕様を確認してください。USB-C端子の形が同じでも、すべてのケーブルが同じ速度に対応するわけではありません。

ドック内蔵か、外付けケースか

速度だけを理由に、外付けケースがドックより優れているとは考えていません。Mac mini専用ドックを使い続けるなら、SSDをドックに内蔵する方が机の上をすっきりさせやすく、私の好みにも合っています。10Gbpsの速度で困っていない人なら、今回のケースへ急いで買い替える必要はありません。

外付けケースの利点は、Mac miniの形に依存しにくく、別のMacや対応するWindows PCなどへSSDを移しやすいことです。将来Mac StudioやMacBookへ乗り換える場合、あるいは複数端末で同じSSDを使いたい場合に扱いやすくなります。ただし、MacとWindowsでデータを共有するには、双方で扱えるファイルシステムを選ぶなどの条件があります。Windows機での動作や共有方法は今回検証していません。

外付けSSDの容量や接続方式を選ぶ考え方は、M6 Mac miniの外付けSSD選びも参考になります。同じSPD SP300を10Gbpsドックで使ったときの速度やコピー時間は、SPD SP300の10Gbps実機レビューにまとめています。こちらはSSD自体の価格と10Gbps環境での使用感が主題で、今回のケースレビューとは役割を分けています。

まとめ:速度と使い回しを重視する人に向く

UGREEN M.2 SSD 外付けケース

AmorphousDiskMarkのSEQ1M QD8でRead 3,278.33MB/sを記録し、取り付けも簡単でした。速度や別のMacなどでの使い回しを重視する人には候補ですが、すでに10Gbpsドックで困っていなければ、急いで買い替える必要はありません。ベンチマーク後の発熱や約30cmの短いケーブルは、購入前に考えておきたい点です。

高速安定 SSD ケース 無ファン放熱 Thunderbolt4/USB4 対応 8TB対応